小笠原氏、ジーコ氏らレジェンドたちの仲間入り 『アントラーズ功労賞』受賞

Jリーグの優勝トロフィーを受け取る小笠原氏 photo/Getty Images

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アントラーズの殿堂入り

鹿島アントラーズは27日、長年にわたってクラブに貢献してきた元日本代表MF小笠原満男氏に『アントラーズ功労賞』を授与することが決まったと発表した。4月5日にホームで行われる明治安田生命J1リーグ第6節名古屋グランパス戦のキックオフ前に、授賞式を開催とのことだ。

現在39歳の小笠原氏は、1998年に岩手県立大船渡高校を卒業し、鹿島へ入団。以後、セリエAのメッシーナへレンタル移籍した2006年8月から2007年6月までを除いて、キャリアの全てを鹿島へ捧げてきた。アントラーズの“バンディエラ”として3連覇を含む7度のリーグ制覇など、数々のタイトル獲得に貢献し、昨季は悲願であったアジア制覇も経験。同クラブでの公式戦通算出場数は「700」を超える。ただ、昨季をもって現役から退くことを決断し、引退理由の一つとして「本当にチームが好きだからこそ、このチームがさらに強くなっていくためには、自分が出場するよりも若い選手やこれからの選手たちにピッチに立ってほしい」と述べていた。

鹿島はクラブの公式サイトを通じて、授賞理由を「『ゴールデンエイジ』と呼ばれた1998年加入組の1人で、計17個の主要タイトルをクラブにもたらした。司令塔として試合の流れを的確に読む能力に秀で、1999年のワールドユース選手権では準優勝に貢献。FIFAワールドカップは2002年と2006年に、2大会連続出場を果たした。2006年のイタリア・メッシーナ移籍を経て、2007年アントラーズ復帰を果たし、以降は攻守の要となるボランチを主戦場にチームをけん引。クラブ悲願のAFCアジアチャンピオンズリーグ優勝を果たした2018年にスパイクを脱いだが、今季からアカデミーアドバイザーに就任し、今なおクラブに尽力し続けている」と明かしている。
なお、『アントラーズ功労賞』の受賞者は小笠原氏で18人目。ジーコ氏や秋田豊氏、名良橋晃氏、本田泰人氏、中田浩二氏など、鹿島のレジェンドたちが名を連ねており、功労賞の受賞者はカシマサッカーミュージアム内にある『アントラーズ殿堂』に掲額されるという。

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