サッリはイングランド代表を見よ 結果を残した2人のバックアッパー

モンテネグロ戦で結果を出したバークリー photo/Getty Images

続きを見る

チェルシーではスタメンを確保しきれていないが……

チェルシーを指揮するマウリツィオ・サッリにとって、今回の代表マッチウィークは非常に頭の痛いものとなったのではないか。イングランド代表でMFロス・バークリー、FWカラム・ハドソン・オドイの2人が躍動したからだ。

25日に行われたEURO2020予選・グループステージ第2節のモンテネグロ戦ではハドソン・オドイが先発フル出場を果たし、同じく先発したバークリーは2得点を奪う活躍を見せた。しかし、サッリはチェルシーで2人を絶対的な戦力としていない。

英『Daily Mail』は、モンテネグロ戦を見るべきとサッリにメッセージを送っている。特に注目されているのはバークリーで、25歳のMFにはイングランド代表の中心選手になる実力がある。しかしチェルシーではお決まりのようにマテオ・コバチッチと60分あたりで交代しており、その役割は限定的だ。
同メディアはチェルシーがボールを支配すべく横パスを選択する機会が多いのに対し、イングランド代表が縦に素早くパスを当てることが多いと感じているようで、よりスピーディーな展開の方がバークリーの能力を引き出せると考えている。バークリーはアントニオ・コンテ前監督の信頼も勝ち取れなかったが、チェルシーのプレイスタイルに100%フィットしているとは言い難い。

一方でハドソン・オドイについては、守備的な問題点からサッリが先発の機会を与えないのではと言われている。しかし攻撃力ではエデン・アザールに及ばずとも、ウィリアンとペドロ・ロドリゲスのレベルには達しているはずだ。さすがにイングランド代表のような強豪国でポジションを勝ち取ろうとする選手をクラブでベンチ要員とするのはまずい。

果たしてサッリはこの2人をここからどう活かすつもりなのだろうか。代表でインパクトを残した2人の能力を引き出せないとなれば、チェルシーサポーターも不満を募らせることだろう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ