メッシは“神”じゃない! ローマ法王がサッカーファンに呼びかけ

メッシは神ではないと訴えたフランシス法王 photo/Getty Images

スペインのテレビ番組で訴える

世界最高峰のサッカー選手としてメッシを称賛する際に「メッシは神だよね」と表現したことがある人は少なくないのではないだろうか。彼を神と呼ぶことは、あくまでプレイの素晴らしさを表現するための冗談に過ぎないのだが、このフレーズに対して非常に意外な人物からクレームが入ったようだ。

伊『Sportmediaset』によると、その人物とはローマ・カトリック教会のフランシスコ法王だ。フランシスコ法王はスペインのテレビ番組『Salvados』に出演。サッカーファンがメッシを神と呼ぶことについて次のように語っている。

「理論的には、それは冒涜です。あなたはメッシを神のようだということはできません。私はそれを信じていません。あなたはそれを信じますか。それは有名なファンの人々による言い回しですが……。もちろん、メッシのプレイを見るのは嬉しいですよ」

フランシスコ法王はサッカー好きとしても知られているが、聖職者としてひとこと言いたかったのだろう。これが冗談の一種であることは法王自身理解しているが、人々が“神”というワードを軽々しく使いすぎていると感じて警鐘を鳴らしたのかもしれない。たしかに、サッカー界ではさまざまなレジェンドが神様と称され、若き天才が出現すればすぐに神童と呼ばれる風潮がある。敬虔なカトリックの人々にとっては、複雑な気持ちにさせられる状況だったのだろう。

いずれにせよ、今回の件で一方的に巻き込まれたのはメッシである。“神”と自称しているわけではないのに、それを否定されたとあっては何とも言えない気持ちになっていることだろう。しかし、彼が素晴らしいサッカー選手であることは間違いない。今後、彼を称える別の表現が生まれるのだろうか。

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