来季のレアルにナバスの居場所はある? 「去れと言うなら、そうするつもり」

自身の去就について言及したナバス photo/Getty Images

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苦しい状況が続く元守護神

3日、レアル・マドリードはリーガ・エスパニョーラ第30節でバレンシアと対戦し、1-2で敗れた。先月にジネディーヌ・ジダン監督が就任してから初となる黒星で、レアル復帰後3連勝とはならなかった。前節ではGKに息子のルカ・ジダンを起用した指揮官だが、この試合はケイロル・ナバスをチョイス。今季、多くの出場機会を得られていないナバスはその役割を無難にこなしたものの、定位置奪回へのアピールとまではいかなかった。

依然、苦しい状況が続いており移籍も噂されるナバスだが、彼の未来は本人でもわからないものになっているという。スペイン『MARCA』によると、ナバスはバレンシア戦後に自身の去就について、今季のレアルの話も交えながら次のように述べている。

「コーチがレアルを去れと言うなら、そうするつもりだよ。でも、今のぼくは契約を結んでいて、レアル・マドリードにいるんだ。(レアルは)難しい時期だね。望んだような結果を得られていない年だけど、ぼくたちはこれに立ち向かわなければならない。でも、うまくいけば今年経験したすべての過ちから学んだことは今後数年の助けになるだろう。ぼくは常にベストを尽くしているし、コーチを納得させるようにプレイしている。契約を結んでここにいたいけど、何が起こるんだろうね。今シーズンを良い結果で終わらせることに集中するよ」
最後の一文から定位置奪回への強い気持ちがひしひしと伝わってくる。流れに身を任せるとは言いつつも、自分の力でレアルを良い方向に導きたいという思いがあるのだろう。

長らく守護神として君臨したイケル・カシージャスの後を受け継ぎ、レアルのゴールマウスを守り続けているナバス。後任として、レジェンドと比較される日々は苦労の連続だったことだろう。今季加入したティボー・クルトワもいい選手だが、この苦労人にこれからもGKを任せたいと思っているレアルサポーターは多いはずだ。はたして、ナバスは来季も白い巨人の一員として開幕を迎えることはできるのだろうか。

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