“シメオネ時代”に1つの区切り ゴディンらにとって最後のバルサ戦か

リーグ戦で2位につけるアトレティコ photo/Getty Images

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今夏には主力の退団も予想される

現在リーガ・エスパニョーラは30試合を消化した段階でバルセロナが勝ち点70で首位、それを2位アトレティコ・マドリードが62で追いかけている状態だ。6日には直接対決が行われることになっており、アトレティコが勝利すれば勝ち点差は5に縮まる。そうなれば再び優勝争いが盛り上がりを見せるはずで、アトレティコも諦めるべきではない。

しかも、今回のバルセロナ戦は特別だ。ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコはこれまで何度もバルセロナと激闘を繰り広げてきたが、今のメンバーでバルセロナ戦を戦えるのはこれが最後かもしれない。

英『BBC』も決戦を前にアトレティコを特集しているが、今夏はアトレティコにとって激動の夏となる可能性が高い。まず最終ラインでは長年チームを支えてきたディエゴ・ゴディンのインテル移籍が近いとされており、同じく今季で契約の切れるサイドバックのファンフランとフィリペ・ルイスにも退団説がある。ファンフランは3月にサガン鳥栖移籍説も浮上しており、この3人が揃ってアトレティコを離れる可能性は十分に考えられる。さらにDFリュカ・エルナンデスもすでにバイエルン行きが決まっており、シメオネが指揮してきたチームに1つの区切りがつけられることになる。
さらに中盤ではサウール・ニゲスとロドリがマンチェスター・シティの獲得候補に挙げられているようで、トーマス・パルティにもプレミアリーグの複数クラブが関心を示しているという。お馴染みとなってきたが、FWアントワーヌ・グリーズマンにも今夏の退団説がある。これは昨夏も騒がれたためどうなるか分からないが、アトレティコから主力が次々と出ていくかもしれない。

同メディアもリーガを制した2013-14シーズンから徐々にアトレティコの面子が変わってきたと伝えており、慣れ親しんだ顔ぶれでバルセロナに立ち向かう姿が見られるのはこれが最後かもしれない。勝てば優勝への望みはまだ繋がるが、シメオネのチームを支えてきた選手たちは意地を見せられるか。

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