止まらぬアトレティコの”退場者” カンプ・ノウで起きた7人の退場劇振り返る

何かと荒れる両チームの戦い photo/Getty Images

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今回はジエゴ・コスタが退場

6日に行われたバルセロナVSアトレティコ・マドリードの一戦では、28分に主審へ抗議したアトレティコFWジエゴ・コスタが暴言を吐いたとして一発退場になった。その試合後にMFコケはバルセロナの本拠地カンプ・ノウでのゲームでここ11試合7人の退場者が出ていると判定への不満を漏らしていたが、過去のカンプ・ノウでの退場劇はどのようなものだったのか。

スペイン『MARCA』が過去を振り返っているが、まず激しかったのは2013年のスペイン・スーパーカップでの激突だ。リーグ開幕前に昨季リーグ王者とスペイン国王杯王者が対戦するもので、通常はホーム&アウェイ方式で開催される。舞台は2ndレグのカンプ・ノウだ。

1stレグでバルセロナにアウェイゴールを許していたアトレティコは、その焦りもあったのか80分にボールと関係のないところで小競り合いが起こる。バルセロナDFダニエウ・アウベスとアトレティコDFフィリペ・ルイスが並走中にもみ合いとなり、アウベスが倒れたのだ。下された判定はフィリペ・ルイスの一発退場だ。アトレティコ側としては納得できない判定だったかもしれない。さらにベンチへ下がっていたアルダ・トゥランも抗議で退場となり、大荒れ模様だった。
2015-16シーズンのリーグ戦でもフィリペ・ルイスが主役だ。リードを許していたアトレティコは、44分にフィリペ・ルイスの前蹴りがメッシの膝に直撃して一発退場。さらに終盤にはDFディエゴ・ゴディンがウルグアイ代表の同僚であるルイス・スアレスに強烈なスライディングタックルを仕掛けて2枚目のイエローカードで退場に。この試合も2人が退場処分となった。

その同じシーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝では、カンプ・ノウで迎えた1stレグで現サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレスがセルヒオ・ブスケッツへのチャレンジで足を踏んでしまい、2枚目のイエローで退場。トーレスは先制点を決めていたのだが、前半29分と35分にイエローをもらって早々に退場している。

2016-17シーズンではスペイン国王杯・準決勝で対決し、69分にヤニック・フェレイラ・カラスコがかつての同僚アルダ・トゥランに強烈なタックルを浴びせてしまい、2枚目のイエローで退場に。カラスコは足を滑らせたとアピールしていたが、トゥランとの接触は激しかった。このゲームではセルジ・ロベルト、ルイス・スアレスとバルセロナの2選手も退場している。

今回のジエゴ・コスタも合わせると、コケの言う7人になる。全てが不公平な判定には見えないが、アウベスとフィリペ・ルイスの競り合いのように微妙なケースもある。アトレティコ側としてはバルセロナに有利な笛と感じたのだろう。今後も両チームの戦いは何かと荒れそうだ。

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