スローで見たら全部PKに見えるのでは? スパーズDFが思うVARへの疑問

VARを確認するレフェリー photo/Getty Images

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マンC戦でもハンドでPKに

9日に行われたトッテナムVSマンチェスター・シティのチャンピオンズリーグ準々決勝では、再びVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が注目を集めることになった。前半13分にマンCの選手の蹴ったシュートがトッテナムDFダニー・ローズの手に当たり、これがVARでPKと判定されたのだ。

リプレイで見ると、確かにスライディングでシュートをブロックしようとしたローズの手に当たっていた。ただし、やや判定が厳しすぎるのではないかとも思える。VARでチェックされてしまえば全てが際どいプレイに見えてしまう。

英『BBC』によると、トッテナムDFヤン・ヴェルトンゲンは今後VAR導入の影響でPKが大幅に増えると予想しており、守り方を変えなければならないと危機感を募らせている。
「スローモーションで見れば多くのものはPKに見えるんじゃないかと思う。20回もスローモーションを見れば、PKは増えるよ。今後数年の間にプレミアリーグでも20、30、40ほど多くのPKを見ることになると思う。これに適応する必要がある」

ハンドだけではなく、ペナルティエリアでの接触にもDFは敏感になるだろう。ヴェルトンゲンも怖がりすぎて相手に触れなくなっていることを問題視しており、レフェリーにも選手の立場に立ってジャッジしてほしいと主張している。

VARでチェックされると、軽度の接触やハンドでもPKとなる可能性が高い。ペナルティエリア内の勝負でアタッカーの方が有利になるのは間違いなく、無失点で終えるのが難しくなってくるだろう。プレミアリーグでも来季からVARが導入される予定となっているが、プレミアリーグは接触の激しいリーグとして知られている。PKが爆発的に増える可能性もあり、ゲームバランスが乱れないよう注意すべきだ

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