鉄壁の守護神がセリエAに出現! エンポリGKがセーブ数のリーグ記録更新

セリエAのセーブ数記録を更新したとされるドロンゴフスキ photo/Getty Images

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アタランタの猛攻を耐え抜く

現地時間15日に行われたセリエA第32節のアタランタ対エンポリの試合は0-0の引き分けに終わった。結果だけで考えると見どころがないようにも思えるが、この試合でエンポリのGKバルトウォミェイ・ドロンゴフスキがセリエAの歴史にその名を刻んだようだ。

英『BBC』によると、この日エンポリが受けたシュートは47本。枠内シュートは実に18本を数え、ドロンゴフスキはそのうち17本をセーブしたという(1本はDFがブロック)。このセーブ数は2006-07シーズンに統計が開始されて以来最多の数字で、セリエA新記録となったようだ。同メディアは、比較として2015年にレアル・マドリードが30本のシュートを放って10ゴールを挙げたラージョ・バジェカーノ戦を紹介しており、いかにこの記録が素晴らしいものであるかを伝えている。

ドロンゴフスキは今冬にフィオレンティーナからローンで加入した21歳。フィオレンティーナではほとんど出場機会がなかったものの、エンポリ移籍後は正守護神の座を確立している。昨年にはUEFAネーションズリーグを戦うポーランド代表にも選出されており、その将来を期待されている選手の1人だ。
現在のエンポリはリーグ戦18位と降格圏に沈んでおり、17位ボローニャとの差は2ポイント。逆転残留にむけて今回の勝ち点1獲得は非常に大きなものだったといえる。セリエAのポーランド人では、ミランのFWクシシュトフ・ピョンテクやユヴェントスのGKヴォイチェフ・シュチェスニーなどが脚光を浴びることが多いが、新たな実力者の登場に母国サポーターも歓喜していることだろう。

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