どうなる神戸のバルサ化…… 戦術家リージョが電撃退任、一体何が?

神戸退団が発表されたリージョ監督 photo/Getty Images

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契約解除はリージョ監督の意向

ヴィッセル神戸は17日、チームの指揮官を務めていたフアン・マヌエル・リージョ監督との契約を解除することで合意に至ったと発表した。なお、この契約解除はリージョ監督の意向とのことだ。

名将ジョゼップ・グアルディオラの恩師として知られるリージョ監督は、レアル・サラゴサや(スペイン)やドラドス・シナロア(メキシコ)、レアル・ソシエダ(スペイン)、アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)などでの指導を経て、昨年9月に神戸の指揮官に就任。同年10月6日に行われたV・ファーレン長崎戦からチームの指揮をとり、昨季は2勝3分1敗とまずまずの成績を残していた。

そして、神戸は今冬の移籍市場でも積極補強を敢行し、元スペイン代表FWダビド・ビジャやMFセルジ・サンペールを獲得。昨夏のアンドレス・イニエスタに続いて、バルセロナでプレイした選手たちを補強し、バルサ化を進めることで、リージョ体制での2019シーズンの飛躍が期待された。ただ、今季はパスサッカーを主体にポゼッション率で相手チームを圧倒するも、第7節終了時点で3勝1分3敗と、思うように勝ち点を伸ばせず10位となっている。そんな矢先に、この電撃退団が発表された。後任として、前指揮官の吉田孝行氏の復帰が同時に発表されている。
リージョ監督はクラブの公式サイトを通じて「ヴィッセル神戸のスタッフ、選手、そして会長、社長、ファンの皆様ありがとうございました。神戸という街で暮らし、素晴らしい方達と仕事をし、かけがえのない経験ができました。人生では難しい決断をしないといけない事もあります。私と家族にとってはこうする事がベストだと思いました。ヴィッセル神戸は私の心の中に常にあり続けるでしょう。皆さん、今までのサポート、本当にありがとうございました」と述べた。

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