先発11人の移籍金がC・ロナウドの”半額”! 若手軍団アヤックスの恐ろしさ

CLベスト4へ進んだアヤックス photo/Getty Images

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約5000万ユーロのチームがCLベスト4へ

チャンピオンズリーグ準々決勝で優勝候補ユヴェントスを撃破し、ベスト4へ進んだアヤックス。アヤックスの実力は誰もが認める世界トップクラスだが、今のチームはお金をかけて作られたものではない。育成と賢い安価な補強で作り上げられたコストを抑えたチームなのだ。

英『GIVE ME SPORT』が注目したのは、ユヴェントス戦2ndレグに先発したアヤックスの11人とユヴェントスFWクリスティアーノ・ロナウドの移籍金額だ。ロナウドは昨夏1億1200万ユーロとされる超高額な移籍金でチームに加わったが、一方のアヤックスは全員を合わせても5000万ユーロしかかかっていないのだ。

まずユースから引き上げた"無料組"がDFジョエル・フェルトマン、マタイス・デ・リフト、ノゼア・マズラウィ、MFドニー・ファン・デ・ベークの4名。32歳のMFラセ・シェーネもフリーで獲得しているため、無料だ。
次にお得だったのは、すでにバルセロナ入りが決まっているMFフレンキー・デ・ヨング。今でこそワールドクラスのMFと評価されているが、アヤックスはこの若き実力者を2015年に僅か1ユーロで獲得している。冗談のような金額だが、その選手がバルセロナへ7500万ユーロもの金額で移籍するのだから面白い。

バルセロナのカンテラ出身選手であるGKアンドレ・オナナは15万ユーロと、こちらもお得だ。そこからは少しお値段が上がるがMFハキム・ツィエク(1100万ユーロ)、FWドゥシャン・タディッチ(1150万ユーロ)、FWダビド・ネレス(1200万ユーロ)、DFダレイ・ブリント(1600万ユーロ)と続いていく。ブリントの1600万ユーロが個人では最高額だ。

これを合計すると5065万ユーロとなる。ロナウドの半分の金額となり、そのチームがベスト4へ進んだのは特別な感覚だ。また、同メディアはこのスタメン11人が今では3億3000万ユーロまで市場価値が跳ね上がったことも合わせて伝えている。彼らを売却すればアヤックスにとっては大きな利益となる。

安価で獲得し、価値を高めて売却するのは理想的な形で、アヤックスのチーム作りは結果も合わせて大正解だったと言えよう。

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