ミランに蘇る”爆速プリンス”の記憶 誕生日迎えた伝説ドリブラーの技を見よ[映像アリ]

ミラン時代のカカー photo/Getty Images

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1人でカウンターを完結させるスピード

圧倒的なスピードで敵陣を切り裂き、1人でカウンターアタックを成立させてしまう。2000年代後半のミランを支えたプリンスといえば、元ブラジル代表MFカカーだ。

クラブワールドカップの際には日本でも派手なプレイを見せてくれたが、全盛期のカカーはとにかく速かった。1度加速されると手がつけられず、ボールを持たずに全力疾走している相手選手たちが全く追いつけない。ミランは2006-07シーズンにチャンピオンズリーグを制したが、当時はカカーそのものが戦術と言ってもよかった。2007年にはバロンドールも獲得しており、当時のスピードを目に焼き付けているサッカーファンも多いはず。

そのカカーは今月22日に37歳の誕生日を迎えた。それを受け、ミランの公式Twitterが過去の名プレイの映像と合わせて祝福している。もうCL制覇から10年以上が経ったが、今のミランにはカカーのように1人で試合を決められるスーパースターがいない。カカーの他にもフィリッポ・インザーギやクラレンス・セードルフなど渋い実力者が集まっており、カルロ・アンチェロッティが指揮したチームには抜群の安定感があった。
今ではカカー2世とも呼ばれるルーカス・パケタがミランでプレイしている。まだまだ大先輩カカーの領域には届かないが、ミランを再び高みへ導く存在になってほしいところだ。



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