アーセナルは”ファイター集団”になった プレミアNo.1の数字が示す変化

エメリの下で変わるアーセナル photo/Getty Images

これぞエメリ流

今季からウナイ・エメリ体制でスタートしたアーセナルは、ここまでまずまずの結果を残している。リーグ戦ではトップ4を狙える位置につけており、ヨーロッパリーグの方では大会を知り尽くすエメリのおかげもあってかベスト4へ進出。優勝の可能性も見えてきている。

では、エメリの下でチームはどう変わってきたのか。印象的なデータを紹介したのは、英『The Sun』だ。同メディアによると、アーセナルは今季リーグ戦で1試合平均114.7kmの走行距離を記録している。これはプレミアリーグでNo.1の数字なのだ。

アーセナルに続くのはライバルのトッテナムで114.3km、3位ボーンマス(114km)、4位ニューカッスル(113.9km)、5位バーンリー(113.5km)となっている。マウリシオ・ポチェッティーノ率いるトッテナムがハードワークする集団であることは有名だが、今季のアーセナルはそれをも上回る強度でプレイを続けている。それが結果に繋がっているのは間違いない。

中盤ではルーカス・トレイラが攻守両面で奮闘し、前線のピエール・エメリク・オバメヤンとアレクサンドル・ラカゼットが自陣まで戻って守備をする機会も目につく。チーム全員で走り続けることこそ、エメリが求めるファーストステップだったのかもしれない。

このハードワークがトップ4、さらにはヨーロッパリーグ制覇へ繋がるのか。ただ上手いだけではなく、ファイトできる集団となったアーセナルには目標を達成するだけの力がついてきている。

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