ドルトムントのDNAを持つ男がプレミアの舞台へ! 期待されるサプライズ

プレミア昇格を決めたノリッジ・シティ photo/Getty Images

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ノリッジを昇格へ導く

27日にプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)でブラックバーンと対戦したノリッジ・シティは、2-1で勝利を収めて2015-16シーズン以来となるプレミアリーグ昇格を確定させた。首位を走るノリッジがプレミア昇格を真っ先に決めたわけだが、英『FourFourTwo』はノリッジならば来季いきなりプレミアで結果を残せるのではないかと期待をかけている。

注目されるのは、42歳の青年監督ダニエル・ファルケ。あまり有名な指揮官とは言えず、現役時代もSVリップシュタットなど下位リーグのクラブでキャリアの多くを過ごしてきた。最初に指揮を執ったのもリップシュタットで、2009年から6年間担当した。その後ドルトムントのU-23チームを担当し、現在のノリッジには2017年夏にやってきている。

ドルトムントでの経験も活きているのか、ノリッジで披露したサッカーは積極的なものだった。同メディアも「ファルケの徹底したプレッシングに貪欲な若い選手が適応し、チャンピオンシップの中でも最も魅力的なフットボールを展開するチームの1つ」と称えており、攻撃的な姿勢をプレミアリーグでも貫ければ興味深い。
昨夏チームに加わり、今季は8得点12アシストを記録した22歳のMFエミリアーノ・ブエンディア、右サイドバックとしてファルケのチームを支えたマックス・アーロンズ(19)、左サイドバックのジャマール・ルイス(21)、センターバックと守備的MFの両方をこなすベン・ゴッドフレイ(21)など、若い選手を積極的に起用しているところも特徴的だ。

こうした若い選手を中心に、ファルケが積極果敢なフットボールを貫けばプレミアリーグでサプライズを起こせるかもしれない。今季も昇格組のウォルバーハンプトンがいきなりトップ7争いに加わっており、昇格1年目から結果を出すことも不可能ではない。昨夏チームの司令塔だったジェイムズ・マディソンをレスター・シティに引き抜かれながらも首位で昇格を決めたノリッジが来季どんなフットボールを展開してくれるのか楽しみだ。

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