キエッリーニの後継者になったかも? ユーヴェが5年前に招待したDFとは

バルサのラングレ photo/Getty Images

今ではピケの相棒に

現在もユヴェントスではDFジョルジョ・キエッリーニが最終ラインを束ねる重要な役割をこなしているが、後継者と言えるセンターバックはまだ見つかっていない。キエッリーニはレフティーの選手でもあり、真の後継者を求めるならレフティーのセンターバックが望ましい。

キエッリーニの後継者探しには時間を要するだろうが、ユヴェントスは過去に1人の優秀なセンターバック獲得へ動いていたことがある。現在バルセロナでジェラール・ピケの相棒を任されるクレマン・ラングレだ。1995年生まれのラングレは現在23歳だが、今から5年前にユヴェントスから声をかけられたという。当時ラングレは母国フランスのナンシーでプレイしており、ラングレの能力にユヴェントスが目をつけたのだ。

伊『Gianluca di marzio』によると、ラングレはユヴェントスに招待されてトレーニング施設などを見学したことを明かしている。当時18歳だったラングレにとっては大きなステップアップのチャンスだったが、あまりに大きすぎたために断ることになった。

「ナンシーで10試合プレイしたあと、ユヴェントスが僕に興味を示して父に電話してきたんだ。僕はトリノへ行ってトレーニング環境を見たし、エンポリ戦もチェックした。ただ、当時は全てが僕にとって大きすぎると感じたんだ。僕は18歳で、フランスの2部で10試合プレイしただけだったからね。彼らはキエッリーニ、バルザーリ、ボヌッチらを抱えていて、ユヴェントスへの移籍はリスキーに見えた。ユヴェントスは僕がナンシーで受け取っているより高額なオファーを提示したけど、僕のキャリアにとってリスキーなステップだった。準備ができているとは感じなかったし、ゲームタイムを得るのは難しいからね」

今のラングレを見れば、ユヴェントスの目利きは正しかったと言える。キエッリーニの後継者候補としては興味深い人材となったはずだ。ラングレも冷静に判断を下したことが良い方向に働き、2017年にナンシーからセビージャへ、そして昨夏にバルセロナと順調にステップアップした。今ではピケの相棒の座を確保しており、5年前にユヴェントス行きを決めていれば出場機会が得られないまま埋もれていた可能性もある。

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