チェルシー戦のキーマンは長谷部誠だ! フランクフルトが誇る“影の英雄”

フランクフルトで守備の要として活躍する長谷部 photo/Getty Images

海外メディアがサムライを絶賛

チャンピオンズリーグではリヴァプールの大逆転劇やアヤックスの躍進などが注目を集めているが、こちらの戦いも忘れてはいけない。元日本代表MF長谷部誠の所属するフランクフルトがベスト4まで勝ち残っているヨーロッパリーグだ。

フランクフルトは現地時間9日に敵地でチェルシーとの準決勝2ndレグを戦う。1stレグでは1-1とお互い譲らぬ結果となったが、アウェイゴールを奪われていることを考えるとやや不利な状況か。しかし、試合に勝利さえしてしまえばそんなことは関係ない。そのためのキーマンとして『CNA』は長谷部に期待しているようだ。

同メディアはこの試合を前に「フランクフルトのおとぎ話における影の英雄」と長谷部を称しこのサムライを特集。記事内において次のように長谷部を評価した。

「フランクフルトはFWルカ・ヨビッチやFWセバスティアン・ハラーといった若い攻撃的なタレントにスポットライトが当たりがちだ。しかし、チェルシーを倒すには日本のベテランである長谷部誠の経験と守備的なリーダーシップが必要となるだろう。ヨビッチや他の選手がゴール前で粘り強く戦っている間、長谷部はチームを後方から安定して支える控えめな英雄だった。彼が(記事の)見出しになることはめったにないが、アディ・ヒュッター監督にとって非常に貴重な存在だ」

さらに『CNA』はヒュッター監督が長谷部のことを「年を重ねるほどに良いものになるワインのような選手」と表現したことも紹介。記事を通して、チェルシー撃破にはベテランの経験が必要だと主張している。

35歳という年齢を迎えながらもいまだに欧州トップの舞台でその能力を存分に発揮し続ける長谷部。彼はプレミアにおいてすでにトップ4を確保し、ELの戦いに集中できるようになったチェルシーをどうやって止めにかかるのか。日本が誇る“皇帝”のプレイに注目が集まる。

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