サッリの後任はランパード? チェルシーOBが次期監督について言及

ランパードはダービー・カウンティを2季連続の昇格POへと導いた photo/Getty Images

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トップ4を確保したはいいものの

現地時間5日に行われたプレミアリーグ第37節のワトフォード戦で勝利し、今季のトップ4入りを手中に収めた3位チェルシー。しかしシーズン中はなかなか調子の出ない時期もあった。現地ではマウリツィオ・サッリ監督の解任を要求する声もいまだにあると一部で報じられている。そんな中、クラブOBであるマリオ・メルヒオット氏がチェルシーの後任監督について口を開いた。

メルヒオット氏は次にチェルシーの監督を任せるべきは長年クラブに在籍した人物だと英『talkSPORT』に語っている。同氏は現在チャンピオンシプ(英2部)のダービー・カウンティを指揮するフランク・ランパードの名前を出しつつ、次のように述べた。

「もしチームのアイデンティティを作りたいと願うのなら、長年在籍した経験がありクラブの隅々まで知っている人物を候補として考えなければいけないよ。それ(次期監督)がフランク(・ランパード)だったとしても、ぼくからすれば大きなサプライズではない。普通の選択だろうね。ジョン・テリーがアストン・ヴィラのコーチを務めているのも、皆が見たがっていたことだ。タイミングが重要だね。今すぐ誰かを連れてくるなら、長期政権を築くためにクラブを知っている人間を連れてくるのが素晴らしいとぼくは思う」
現在のサッカー界には、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラやレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダンといった名監督が存在する。この両者はともに自身が選手時代に過ごしたクラブで監督キャリアをスタートさせた指揮官だ。メルヒオット氏が言及したように、勝手知ったるクラブで仕事をすることこそ監督として成功する秘訣の1つなのかもしれない。

その点、ランパードは誰もが知るチェルシーのアイドルだった。加えて今季ダービー・カウンティを2季連続で昇格プレイオフへと導き、2部ながら監督としての実績もある。こうして考えると、彼はチェルシーの監督として最高の人材といえるのではないだろうか。ダービー・カウンティとの契約はまだ残っているが、ランパードは近い将来スタンフォード・ブリッジに帰還することとなるかもしれない。

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