マンC、リヴァプールに追いつけない…… サッリがチェルシーの補強禁止を嘆く

トップ2に追いつくためには補強が必要と語ったサッリ photo/Getty Images

なんとかトップ4は確保したが

FIFAから今後2回の移籍市場における補強禁止処分を言い渡され、異議申し立てを行っていたチェルシー。しかし、これは棄却されたと現地メディアによって伝えられた。新戦力獲得を来夏まで待たなければいけないことがほぼ確定したことをマウリツィオ・サッリ監督は嘆いている。

「現時点でマンチェスター・シティやリヴァプールとのギャップを埋めることは非常に困難だ。トップ2のレベルはとてもとても高い、それに追いつくのは簡単なことではないよ。もちろん努力をしなければならない。1人か2人選手を買う必要がある。そうでなければすぐにチームを改善することはとても難しいね」

サッリ監督がEL準決勝2ndレグ、フランクフルト戦を前に記者会見でこのように語ったことを英『The Sun』が伝えている。チェルシーはFWエデン・アザールやMFウィリアンに移籍が噂されている状況。主力放出の危機にある中での補強禁止が大打撃であることは間違いない。

チェルシーには他クラブにレンタル移籍している選手が41名いる。その中にはDFクルト・ズマやMFメイソン・マウント、MFティエムエ・バカヨコ、FWミシー・バチュアイといった実力者も揃う。彼らをチームに戻すことができれば、それなりの陣容が整うかもしれない。しかしサッリは来季チームを大幅にいじるつもりはないことも認めている。トップ2チームとの戦力差は大型補強でしか埋めることができないと考えているのだろう。

補強ができない、レンタル選手もそこまで戻さないとなると今季頭角を現した若手に期待がかかる。FWカラム・ハドソン・オドイ、MFルベン・ロフタス・チーク、MFロス・バークリーの3人が候補か。来季は彼らの試合勘を含め、チェルシーにとってチーム力の向上を図るシーズンとなるかもしれない。CL出場権こそ確保したチェルシーだが、2019-20シーズンは今季以上に過酷な戦いを強いられることとなりそうだ。

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