昌子源、加入後のパフォーマンスを指揮官称賛! 「非常に満足している」

昌子は加入後リーグ戦に15試合連続でフル出場している photo/Getty Images

来季は万全の状態で挑めるか

今冬、Jリーグ・鹿島アントラーズからリーグ・アンのトゥールーズへと移籍を果たした日本代表DF昌子源。加入以降はリーグ戦に15試合連続でフル出場を果たし、不動のセンターバックとして確固たる地位を築き上げている。初の海外挑戦で順調な滑り出しを見せている昌子だが、自身のパフォーマンスにはまだ改善の余地があると考えているようだ。

「まだ適応する時期にあります。リーグ・アンはとてもタフで、たくましいストライカーのいるリーグ。ここではスピードが重要です。この点に取り組まなければいけませんね。デュエルには苦しんでいますよ。鹿島では多くの勝利を味わったし、たくさんゴールを奪えていました。得点力があるとは言えないトゥールーズとは違いますね。でもサッカーはチームスポーツなので、一番大事なのはポジティブであること。そして互いに高め合うことですよ。日本ではいつも[4-4-2]のフォーメーションでプレイしていたので、3センターバックより2センターバックの方が戦術的に難しくなくて好きですね」

昌子がこのように語ったことをトゥールーズ専門のメディア『LesViolets』が紹介している。リーグの特徴をつかむにはもう少し時間がかかると冷静に分析している。さらに同メディアは昌子に対するアラン・カサノヴァ監督のコメントも掲載。指揮官は加入後すぐに定位置をつかんだ彼を称賛した。

「昌子が試合に出続けているのは嬉しいよ。 これは彼の日常生活において、そしてピッチにおいて大きな変化だ。 ここに来てから、彼は新しいプレイの仕方とトレーニング法を見つけたね。 昌子はリーグ・アンが非常にハイレベルなリーグであり、質の高いオフェンシブな選手がいることをわかっている。 彼は速く、パワフルで巧みなストライカーと出会った。でも毎週彼は学習しているよ。我々は絶えず進化していて、厳格なうえ規律のある男とともに仕事をしている。 すでに非常に満足しているし、数ヶ月したらもっと良くなるだろうね」

日本からやってきたディフェンスリーダーに厚い信頼を寄せている。そして昌子本人と同様、彼が完全にリーグへ適応するためにはもう少し時間が必要との見方も示した。

トゥールーズは現在勝ち点37の15位。降格も心配のいらない位置だが来季はもっと上位に食らいつきたいところだろう。はたして、昌子は来季“完全体”となってトゥールーズを躍進させることができるのだろうか。真価を試されるシーズンとなりそうだ。

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