今季のCLは”史上最高”か!? 大逆転、サプライズ、あまりにも面白すぎる

決勝行きを決めたトッテナム photo/Getty Images

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振り返るとドラマの連続

今季のチャンピオンズリーグは驚きの連続だった。伏兵アヤックス、トッテナムの勝ち上がりはもちろんだが、何よりの衝撃は試合内容だ。スペイン『MARCA』はチャンピオンズリーグ史上最もワイルドなシーズンだったのではないかと振り返っているが、決勝トーナメントに入ってからの展開は面白いという言葉では表現できないほどの盛り上がりがあった。

決勝トーナメント1回戦ではユヴェントスがFWクリスティアーノ・ロナウドのハットトリックでアトレティコ・マドリード相手に逆転勝利を収めたが、やはりロナウドの存在は特別だ。最もサッカーファンが興奮するであろう展開でユヴェントスが勝利を収めた。

さらにはマンチェスター・ユナイテッドがパリ・サンジェルマン相手に敵地でまさかの大逆転勝利。マンUはホームでの1stレグを0-2で落としていたが、そこから逆転で突破したのはマンUが史上初めてだった。導入されたVARも効果を発揮し、1回戦の中では最大のサプライズだった。
アヤックスが前回王者レアル・マドリードを粉砕したことも忘れてはならないポイントで、3連覇中の王者が若手軍団にあっさりとやられてしまったのだ。1つの時代が終わりを迎えた瞬間だったと言える。

準々決勝ではマンチェスター・シティとトッテナムの死闘があった。こちらもVARの判定が大きな話題を呼び、天国と地獄がコロコロと入れ替わるようなゲーム展開だった。VARがあったからこその興奮・失望が生まれ、歴史的に見ても最高のゲームだったのは間違いない。

そして準決勝だ。リヴァプールはアンフィールドでの2ndレグでバルセロナ相手に3点差をひっくり返し、ファイナルへ進出。トッテナムも一時はアヤックスに3点のリードを許したが、後半アディショナルタイムのルーカス・モウラのゴールで追いつき、アウェイゴールの差で勝利を収めた。準決勝が2試合とも大逆転劇になるのも珍しい。

さて、ファイナルはどのような展開となるのだろうか。どちらもサプライズを起こしてきただけに、予想するのは難しい。ファイナルがどう転ぶかは分からないが、準決勝までの段階では史上最高のチャンピオンズリーグになっていると言っても大げさではないだろう。

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