強かったレアルはどこへ? 魔術師、パスマスターら評価が急落した”6人”

レアルのクロース photo/Getty Images

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ジダン復帰後も調子上がらず

あの憎らしいほど強かった白い巨人の姿はどこへ消えたのだろうか。レアル・マドリードの苦戦はジネディーヌ・ジダンが指揮官に復帰してからも続いている。今節はレアル・ソシエダにアウェイで1-3と敗れてしまい、相変わらずの不安定さだ。

レアルには今でもワールドクラスと呼ばれる名手たちが揃っているのだが、さすがにこれだけ不甲斐ないシーズンを過ごせば彼らの評価も落ちる。スペイン『as』は今季評価を大きく落とした選手をリストアップしているが、いずれも世界的に名の知られた選手だ。彼らに何が起きているのだろうか。

1.ティボ・クルトワ

最初にリストアップされたのはクルトワだ。ロシアワールドカップで最優秀GKに選ばれたクルトワには大きな期待がかけられていたが、今の姿はワールドカップ時と異なっている。大量失点を喫するゲームも多く、サポーターの多くはクルトワの働きに満足していない。

2.マルセロ



マルセロの転落ぶりは何とも分かりやすかった。前任のサンティアゴ・ソラーリはマルセロをスタメンから外し、若いセルヒオ・レギロンを抜擢したが、これも正しい判断なのだろう。ジダンはマルセロを信頼しているが、スタメンを保証できるだけのパフォーマンスではない。

3.カゼミロ



チェルシーのエンゴロ・カンテと並んで世界トップレベルの守備的MFとも言われたカゼミロだが、今節のソシエダ戦ではボールリカバリーの数がたったの3回。対してボールロストは12回を記録するなど、同メディアも批判している。リヨンのタンギー・エンドンベレを獲得すべきとまで指摘されており、カゼミロの立場は危険なものとなっている。

4.マルコ・アセンシオ



ガレス・ベイルがジダンの信頼を失っている今、アセンシオにとっては大きなチャンスだ。ここでアピールしておきたいところだが、同メディアは働きに納得していない。何より国内リーグでアセンシオが最後に得点を決めたのは昨年9月のエスパニョール戦だ。この得点力ではレアルの前線を任せることは難しい。

5. イスコ



ジダンの復帰で魔術師・イスコが復活するかと思われたのだが、同メディアは徐々に力を失ってきたとパフォーマンスに満足していない。レアルの中盤でNo.1とも言えるテクニックの持ち主なのは間違いないが、なかなか結果が出ていない。

6.トニ・クロース



絶対に狂わない正確無比なパスマスターにも厳しい目が向けられている。同メディアはクロースを今季最大の失望の1つとまで批判しており、仮にレアルがポール・ポグバやクリスティアン・エリクセンを加えた場合はクロースの立場が危ういものとなるかもしれない。


クリスティアーノ・ロナウドの抜けたチームは一気に力を失い、欧州でもリーガでも戦えなくなってしまった。世代交代が必要な時なのかもしれないが、来季この6人は評価を取り戻せるだろうか。

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