イニエスタもビジャもトーレスもなぜ勝てない!? ”Jの謎”に西メディア驚き

ヴィッセル神戸のイニエスタ  photo/Getty Images

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スター選手を呼んだチームが苦戦中

バルセロナとスペイン代表で世界を支配したアンドレス・イニエスタとダビド・ビジャ、バイエルンではブンデスリーガを制し、ドイツ代表でワールドカップも獲得しているルーカス・ポドルスキの3人がいながら、なぜヴィッセル神戸は勝てないのか。世界から見れば疑問でしかないだろう。

神戸は現在リーグ戦で6連敗と大苦戦しており、順位は13位まで落ちた。最低でも来季のアジアチャンピオンズリーグ出場権は確保したいところだが、現状を見ると上位進出は厳しい目標に思えてくる。

スペイン『MARCA』もイニエスタとビジャがいる神戸が崩壊したと取り上げている。神戸も今季のスタートダッシュは悪いものではなく、開幕5試合は3勝1分1敗という成績だった。イニエスタやビジャを中心とした美しい崩しも見られ、楽しいサッカーで勝利を手にする理想形が見えてきたはずだったのだ。
ただ、そこから歯車が一気に狂ってしまった。指揮官ファン・マヌエル・リージョが突如契約を解除し、ポドルスキも主将を降りた。ピッチ外でのドタバタも影響したのか、神戸を包む空気は明らかに重い。

同メディアは、「アジアNo.1を掲げる神戸が首位と17ポイントも離れ、アジアチャンピオンズリーグ出場枠までは13ポイント離れている。そして降格圏とは2ポイントしか離れていない」と伝えており、世界王者3人を抱える神戸が残留争いに巻き込まれるシナリオも見えてきている。

それに加えて、同メディアは神戸より悪いチームとしてサガン鳥栖にも触れている。鳥栖には元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス、バルセロナでもプレイしたスペイン人アタッカーのイサーク・クエンカがいる。神戸と鳥栖はスペイン人選手が多いということから同メディアも注目しているのだろうが、その両チームが揃って下位に沈んでいるのは我慢ならないだろう。

果たしてここから両チームはふさわしいポジションまで順位を上げられるのか。超強力助っ人を呼んでおきながらまさかの降格なんてことになれば一大事だ。

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