やっぱりアッレグリに不満を抱いていた! ベナティアが退団の理由を語る

ベナティアは今冬ユヴェントスからアル・ドゥハイルへ移籍した photo/Getty Images

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ライバル復帰で出番激減

今冬ユヴェントスからカタールのアル・ドゥハイルに移籍したモロッコ代表DFメフディ・ベナティア。退団当時、その理由としてマッシミリアーノ・アッレグリ監督とのすれ違いが原因ではないかと現地各メディアによって報じられたことは記憶に新しい。どうやらその噂は本当だったようだ。

「ボヌッチ復帰の話を聞いたとき、僕はすぐにアッレグリと話をしたよ。彼は『キエッリーニと君がスタメンであり、ボヌッチはポジションを取り戻さなければならないね』と言ったんだ。たとえそう(ボヌッチがポジションを取り返したの)だったとしても、僕にはほとんどプレイする機会が回ってこなかった。怒ったさ。そして経営陣に言ってやったんだ。『僕は試合に出たい。だから出ていくよ』ってね。チームメイトは僕にチームにとどまるよう説得してくれたけど、それは遅すぎた」

ベナティアがこのように語ったことを伊『calciomercato』が伝えている。このコメントから、当時彼が相当不満をため込んでいたことがうかがえる。ベナティアは2016年にユヴェントスに加入すると、そこから2シーズンはコンスタントに出場機会を得る。しかし、今季ミランからDFレオナルド・ボヌッチが復帰すると状況が一変。リーグ戦出場が5試合にまで激減してしまった。
彼とボヌッチとの間にはそれほど明確な実力差があったようには思えないが、アッレグリは2人のどこで差をつけたのだろうか。1つ挙げるならばベナティアのパーソナリティか。今回のようなコメントを出すあたり、監督からしてみれば彼は扱いづらい存在だろう。闘志あふれるディフェンスを武器に活躍したベナティアだが、その熱い気持ちを味方に向けてしまっては厄介者扱いされてしまうのも仕方がないのかもしれない。

今回は元上司に対して不満をあらわにしたベナティア。ユヴェントスではつらい時期を過ごした彼だが、今後はアル・ドゥハイルで幸せな時間を過ごすことを願うばかりだ。

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