VAR導入の影響? リーガ・エスパニョーラ、得点の10回に1回がPK弾

リーガ・エスパニョーラでは当たり前のように使われるようになったVAR photo/Getty Images

PKのゴール数が21世紀最高に

18日から19日にかけて、リーガ・エスパニョーラの最終節が行われ、同リーグの2018-19シーズンの全日程が終了した。リーガ・エスパニョーラで近年のサッカー界を象徴するようなデータがあらわれている。

今季のリーガ・エスパニョーラは、レアル・マドリードの苦戦などもあり、バルセロナが首位を独走。3試合を残してリーグ連覇を成し遂げた。そんな2018-19シーズンで、大きな話題となったのがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入だろう。サッカー界では、ロシアW杯でも採用されたこともあってか、VARの導入傾向にあるが、リーガでも今季から導入。VARが導入されたことで、ミスジャッジが減ったというデータもあるほどだ。

中でも、VAR導入の影響が顕著にデータに現れたのが、PKによる得点の増加かもしれない。リーガ・エスパニョーラでは今季、全380試合で計983個のゴールが生まれている。データサイト『opta』によると、そのうちの10.8パーセントとなる106個のゴールがPKによる得点だったとのこと。つまり約10回に1回のゴールがPKによる得点となるのだ。PKによる得点は21世紀で過去最高の数字だという。

もちろん全てのPKによる得点でVARが使用されたわけではないが、少なからず影響しているのは間違いないだろう。試合の流れを切ってしまうなど、まだまだ完璧とはいえず課題もあるが、良い面も多いVAR。今後も何かと話題となりそうだが、ぜひともポジティブな方向へ進んでもらいたいものだ。

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