[U-20W杯]齊藤未月を中心に粘り強さ光った日本 南米王者と勝ち点1分け合う

齊藤未月は何度もエクアドルのチャンスの芽を摘み取った photo/Getty Images

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劣勢を強いられる時間帯もあったが

現地時間23日に『U-20FIFAワールドカップ2019』のグループステージ第1節が行われ、グループBのU-20日本代表がU-20エクアドル代表と対戦した。

影山雅永監督は、今回が世界大会デビューとなるMF斉藤光毅(横浜FC)をはじめ、MF齊藤未月(湘南)やFW田川亨介(FC東京)らをスターティングメンバーとしてピッチに送り出した。

序盤は互いに素早い攻撃を仕掛け合う激しい展開も、日本代表は齊藤未を中心に集中した守備を披露。得点を許さない。だが、次第にエクアドル代表にボールを握られ、我慢を強いられる時間が多くなる。そして迎えた前半終了間際の45分、自陣ペナルティエリア付近でエクアドル代表にフリーキックを与えると、キッカーのアルバラードは鋭いクロスを供給。GK若原がパンチングでのクリアを試みるも、これが田川の顔面に当たりそのままゴールイン。痛恨の失点を喫してしまった。そのまま前半を終了し、日本代表は1点ビハインドで試合を折り返すこととなった。
日本代表は後半開始から斉藤光に代えて宮代を投入。状況の打開を図るも、51分にエクアドル代表のコーナーキックの流れから、郷家のハンドリングを取られPKを献上。しかしこのPKは若原が見事にストップ。守護神が窮地を救った。反撃に出る日本代表は58分、前線で粘りを見せた田川が中央へラストパスを供給。走りこんだ郷家が懸命に合わせるもジャストミートはできず、シュートは枠を外れてしまった。

それでもあきらめない姿勢を貫く日本代表は68分、ついに同点に追いつく。相手ペナルティエリア手前から伊藤がクロスを供給すると、ゴール前に詰めた宮代が相手GKと競り合う。交錯する形となったが、こぼれ球を山田が無人のゴールへと冷静に押し込んだ。その後も何度かエクアドルゴールを脅かした日本代表だったが、2点目は奪えず。初戦は南米王者相手にドローという結果となった。

終始、苦しい戦いを強いられた日本代表だったが、なんとか勝ち点1をもぎ取った。次節は現地時間26日にメキシコ代表と対戦する。

[スコア]
日本 1–1 エクアドル

[得点者]
日本:山田(68)
エクアドル:オウンゴール(45)

[スターティングメンバー]
日本:若原、東、小林、瀬古、菅原、郷家(→西川 66)、伊藤、斉藤光(→宮代 45)、齊藤未、山田(→中村 90+2)、田川

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