伊東純也のヘンクも選出 来季CLで旋風巻き起こしてほしい”3クラブ”
ベルギー王者となったヘンク photo/Getty Images
アヤックスに続くサプライズ軍団は現れるか
まだ今季のチャンピオンズリーグ決勝が終わっていないため気が早すぎるようにも思えるが、来季のチャンピオンズリーグでどこまで躍進できるのか楽しみなチームがいくつか存在する。今季はアヤックスがサプライズを起こしたが、来季もそうしたダークホースが出てくる可能性も十分に考えられる。
英『Squawka』が来季楽しみなチームを紹介しているが、まず最初に紹介されたのはフランスのリールだ。フランス国内における今季No.1のサプライズチームで、昨季17位でフィニッシュしていたチームが今季は2位に入ったのだ。優勝したのはパリ・サンジェルマンだが、リールの健闘も称えられるべきだろう。
昨夏に獲得したベテランDFジョゼ・フォンテ、FWロイク・レミー、19歳のFWラファエル・レオン、21歳MFジョナタン・イコネ、23歳FWジョナタン・バンバら新戦力がフィットしたことが大きく、昨季の17位から一気にステップアップすることになった。エースとなったニコラ・ペペは複数のビッグクラブから狙われているため、今夏にチームを離れる可能性もある。その穴さえ埋めることができれば、チャンピオンズリーグのグループステージでも波乱を起こせるのではないか。
2つ目のクラブはトルコのイスタンブール・BBSK(バシャクシェヒル)だ。トルコでは日本代表DF長友佑都が所属するガラタサライが優勝を果たしたが、イスタンブール・BBSKは2位に入った。トルコの国内リーグで2位に入ったチームは、チャンピオンズリーグ予選から出場することになる。
まだイスタンブール・BBSKが高みへ上がってこられるかは分からないが、同メディアが注目する理由は経歴の豪華な選手が揃っているからだ。例えばアーセナルやマンチェスター・シティで活躍したFWエマニュエル・アデバヨール、同じくマンCとアーセナルで活躍した左サイドバックのガエル・クリシー、元ブラジル代表のトリックスターであるロビーニョ、ナポリなどで活躍したMFギョクハン・インレル、若い頃はドリブラーとしてオランダ代表でも活躍したエルイェロ・エリア、負傷離脱中だが今年の冬にはFWデンバ・バも加わっている。
こうした有名なタレントを再びチャンピオンズリーグの舞台で見ることができれば面白い。長友のガラタサライはもちろんだが、ベテランスター軍団のイスタンブール・BBSKも注目してみるべきか。
そして最後に紹介されたのが、今季ベルギーの国内リーグを制したヘンクだ。ヘンクといえば日本代表FW伊東純也が所属するクラブで、伊東がチャンピオンズリーグの舞台でどこまで通用するのかも興味深い。ベルギーといえばアンデルレヒトかクラブ・ブルージュの争いといったイメージだが、今季はヘンクが2010-11シーズン以来の優勝を果たすことになった。
今季リーグ戦で23得点を挙げたFWムブワナ・サマッタ、アーセナルも関心を示す21歳のMFサンダー・ベルゲ、24歳のMFレアンドロ・トロサールなど楽しみな選手もいる。ベルギー勢はチャンピオンズリーグで苦戦してきたが、ヘンクは流れを変えられるだろうか。
他にも興味深いチームは多いが、まだ出場権が決まっていないリーグもある。来季もサプライズチームが出てくれば面白いが、今回紹介された3チームは果たして……。