監督人事に揺れる神戸、“モウリーニョの後継者”の指揮官就任はなし? 

一時は日本行きも噂されていたビラス・ボアス氏だが…… photo/Getty Images

マルセイユと合意か

新指揮官の候補としてアーセン・ヴェンゲル氏の名前が挙がるなど、監督人事に揺れているヴィッセル神戸だが、もう一人のビッグネームとされるアンドレ・ビラス・ボアス氏の就任はなさそうだ。

名将ジョゼ・モウリーニョのもとで長年アシスタントコーチを務め、指導者としての経験を積んだビラス・ボアス氏。こういった背景もあり、モウリーニョの後継者として期待され、これまでポルトやチェルシー、トッテナムなど名門クラブの指揮を執った。2016年からは戦いの舞台をアジアへ移し、上海上港の指揮官に就任したが、わずか1年で退任。現在はフリーとなっており、世界中のクラブから関心が寄せられている。

そんな同氏に目をつけたのが、近年積極補強を行うも、今季苦戦を強いられている神戸だ。4月にフアン・マヌエル・リージョ監督との契約を解除し、吉田孝行前監督が復帰を果たしたが、新指揮官招聘の噂は今も絶えない。ビラス・ボアス氏は様々な名前が挙がっている候補のうちの一人で、アジアでの監督キャリア継続にも前向きなことから、多くの海外メディアも日本行きを有力視していた。

しかし、仏『France football』によると、ビラス・ボアス氏は日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユの指揮官に就任することで、ほぼほぼ合意に至っている模様。月給60万ユーロ(約7300万円)の2年契約を結ぶ予定となっており、残すは契約内容の詳細を詰めるのみとのことだ。同メディアは、最終段階で双方に意見の相違がない限り、近日中にも正式発表されるのではないかと報じている。

26日に行われた明治安田生命J1リーグ第13節の湘南ベルマーレ戦で、公式戦10試合ぶりの勝利を手にした神戸。ビラス・ボアス氏のマルセイユ行きが濃厚となったことで、ヴェンゲル氏一本に絞られたかもしれない。そんなヴェンゲル氏に対して正式オファーを出したとの報道もあるが、はたして再び監督交代を披露することとなるのか。

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