チェフが語るアーセナルとチェルシーの違い 「奇妙に聞こえるかも……」

チェフはEL決勝を最後に現役を引退する photo/Getty Images

現役最後の試合を前に

チェルシー対アーセナルのヨーロッパリーグ決勝が、現地時間29日にアゼルバイジャンのバクー・オリンピックスタジアムで開催される。両チームともこの一戦に対する気持ちは強いはずだが、中でもアーセナルのGKペトル・チェフが懸ける思いは人一倍だろう。

かつてチェルシーの絶対的守護神として君臨したチェフ。彼は今季限りでの現役引退を宣言している。現役ラストマッチの相手が古巣とあって、さぞ燃えていることだろう。そんなチェフが、この一戦を前にチェルシーとアーセナルの違いについて話している。彼は両チームで試合にかかるプレッシャーの大きさが違うと次のように語った。

「奇妙に聞こえるかもしれないけど、アーセナルにはそれほどプレッシャーがないと思うよ。アーセン(・ヴェンゲル)はとても紳士だったからね。試合に勝っても負けても彼はジェントルマンのままなんだ。それは私が今まで経験したことのないものだったよ。チェルシーでは、試合に引き分けた時のロッカールームは葬式みたいだった。悪い感じだったね。ホームでビッグクラブ相手に引き分けようものなら『ホームで勝てないのはダメだろ……』って雰囲気だったさ。選手や監督、あらゆるところでそうだった。チェルシーにいた頃は、入団当初からいろんな試合でプレッシャーがあった。おそらく、僕らはもっと互いにプレッシャーをかけあうべきだと思うよ」

チェフがこのように主張したことを英『Daily Mirror』が伝えている。結果を引きずり過ぎるのも良くないが、もう少し意識すべきではないかとこのベテランは考えているようだ。決勝という大舞台を前にして、勝利への執念を見せてほしいとチームメイトに呼びかけている。

はたして、アーセナルの面々はチェフの思いに応えることができるのか。栄冠をつかみ取り、ベテランGKの引退に華を添えたいところだ。

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