チェルシーの”タイトルコレクター” CL、W杯、EURO、そしてEL制覇

ELを制したチェルシーのペドロ photo/Getty Images

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今回も決勝で見事なゴール

29日に行われたチェルシーとアーセナルのヨーロッパリーグ決勝では、この試合がチェルシーでのラストゲームになるのではと言われるMFエデン・アザールに注目が集まった。このゲームでもアザールは相変わらずのテクニックを披露し、噂されるレアル・マドリード行きにふさわしい選手であることを改めて証明してみせた。

しかし、そのアザールのアシストから2点目を奪った選手にもスポットを当てるべきだ。FWペドロ・ロドリゲスだ。ペドロは60分、左サイドからアザールが出した横パスに左足で合わせ、貴重な2点目を記録。あの得点で試合をかなり優位に運ぶことができるようになった。

チェルシーは最終的に4-1のスコアで勝利を収めて優勝を果たしたが、ペドロという選手は決勝など重要なゲームで異様とも言える勝負強さを発揮してくる。英『Daily Mail』によると、これでペドロはチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、ワールドカップ、EURO、プレミアリーグのタイトルを獲得した史上唯一の選手になったという。
優勝請負人としてはバルセロナでペドロとチームメイトだった現パリ・サンジェルマンDFダニエウ・アウベスが有名だが、ペドロの経歴も負けていない。何よりアウベスはブラジル代表としてワールドカップを制した経験がないが、ペドロはワールドカップもEUROも獲得している。他にもバルセロナ時代にはリーガ・エスパニョーラ、スペイン・スーパーカップ、UEFAスーパーカップ、クラブワールドカップと、ビッグタイトルを総なめにしている。

決して派手なテクニックを持つ選手ではないものの、ゴール前での動き出しや決定力はトップレベルだ。今回もチェルシーの優勝に大きく貢献することになり、改めてタイトルコレクターぶりを発揮した。

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