アーセナル、今夏の大型補強は夢に終わる? 叶わなかったCL出場

決勝でチェルシーに敗れ、EL優勝を逃してしまったアーセナル photo/Getty Images

現有戦力の底上げに注力と指揮官

現地時間29日、ヨーロッパリーグ決勝でアーセナルはチェルシーと対戦した。今季最後の大勝負ということもあり、気合を十分にして臨んだこの試合。しかし、結果は1-4で敗戦。来季チャンピオンズリーグ出場を逃すこととなってしまった。

CLに出場できるかできないかで、クラブの収入が大きく変わることは間違いない。場合によっては大型補強も目論んでいたはず。しかし今回の結果を受けて、その可能性は非常に低くなった。英『Football London』によると、ウナイ・エメリ監督は来季、現有戦力の底上げに注力する方針を明らかにしている。試合後の会見で、指揮官は次のように語った。

「アーセナルはサッカー界でも有数のビッグクラブだと私は思う。我々は自分たちのやり方で強くなる必要がある。当初の考えでは、チーム内での競争力を高めて他のクラブに近づこうとしていた。まだ十分ではないよ。来季もこれを続けていく必要がある。補強についてはまだわからないが、今のスタイルを継続するつもりだ。我々はチームを改善することのできる選手を多数抱えている。若手もいるしね。我々は落ち着いているし、将来についてポジティブだ。選手と共に自分たちのやり方を作り上げていくよ」

同メディアは、アーセナルが今夏移籍市場に投入できる予算は4000万~5000万ポンド程度と伝えている。ミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマやドルトムントのMFマリオ・ゲッツェなどの獲得も噂されていたが、断念せざるを得ないだろう。

はたして来季のアーセナルは自分たちのスタイルを確立し、強力なチームを作り上げることができるのか。欧州最高峰の舞台に返り咲く日をファンは待ちわびている。

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