誰か彼の銅像を建ててくれ リヴァプールをCL制覇へ導いた”陰の英雄”

リヴァプールのオリギ photo/Getty Images

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驚異の決定力で貢献

チャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた今季のリヴァプールには、MVPと呼べる選手が複数いた。決勝のトッテナム戦でも圧倒的な守備力を披露したDFフィルジル・ファン・ダイク、グループステージ最終節のナポリ戦でチームを救うスーパーセーブを見せたGKアリソン・ベッカーがMVP候補者だろう。

しかし、準決勝のバルセロナ戦と決勝のトッテナム戦で貴重なゴールを決めたFWディボック・オリギのことも忘れてはならない。バルセロナ戦の2ndレグで決勝点を決めたのはオリギで、オリギのゴールがなければリヴァプールは上に進めなかった。トッテナムとの決勝では終盤に左足で貴重な追加点を決めており、勝負強さは驚異的だ。トッテナム戦でもシュート以外のプレイは高く評価されていないのだが、やはりストライカーは点を獲れば全てを帳消しにできてしまうところがある。

英『BBC』は、オリギがスティーブン・ジェラードやブルース・グロベラー、ケニー・ダルグリッシュら過去にリヴァプールで欧州制覇を果たした英雄たちと肩を並べる存在と絶賛する。チャンピオンズリーグに限れば、オリギは今季のMVP候補というわけだ。
サポーターからは、「誰かアンフィールドの外にオリギの銅像を建ててくれないか」といった意見まで挙がっており、オリギは今回の欧州制覇で重要な役割を果たした英雄となっている。

来季リヴァプールでオリギの立場がどうなっているかは分からない。ただ、オリギに何が起こってもサポーターが今季のパフォーマンスを忘れることはない。クラブに6度目のチャンピオンズリーグをもたらした男の記憶はサポーターの中に残り続けるだろう。

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