トルコの新星を英3クラブが奪い合い 「謎の物体」から進化した逸材FW

今ではローマの主力級にまで成長したウンデル photo /Getty Images

今や押しも押されもせぬローマの主力

今夏の移籍市場、トルコの新星をめぐってイングランドで熾烈なバトルが繰り広げられることとなりそうだ。アーセナル、トッテナム、エヴァートンの3クラブがローマのトルコ代表FWジェンギズ・ウンデルに狙いを定めいているという。

2017年にバシャクシェヒルからローマに加入したウンデルは、右ウイングを主戦場とする21歳。加入当初はあまり試合に絡めず「謎の物体」と称されることもあったが、第23節のヴェローナ戦でセリエA初ゴールを記録すると、続くベネヴェント戦でも2ゴール1アシストを記録。その後も印象的な活躍を続け、ローマの主力としてその地位を確立した。今季は怪我に悩まされた時期もあったが、公式戦33試合に出場し6ゴール11アシストをマーク。時折イージーなシュートをミスする場面も見受けられるが、2018-19シーズンなかなか調子の上がらなかったローマで気を吐いた。

そんなウンデルには以前からアーセナルとトッテナムが興味を示していたとされるが、伊『calciomercato』によるとエヴァートンも名乗りを挙げたようだ。同クラブはウンデル獲得のために約2700万ユーロを用意しているとのこと。しかし、彼の獲得には最低でも5000万ユーロ程度が必要と現地では伝えられている。今冬アーセナルがローマに拒否されたとされるオファーの提示額でさえ約3200万ユーロだったことを考えると、エヴァートン移籍は望み薄か。

だがローマは今季セリエAを6位で終え、チャンピオンズリーグ出場を逃してしまっている。主力の放出を迫られている状況だけに、ウンデルの移籍金が値引きされる可能性もあるだろう。三つ巴の激戦となることが予想されるウンデルの獲得レースだが、抜け出すのはどのクラブか。うまくローマを説き伏せたいところだ。

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