小柄なのに強い! 世界驚かせたU-20日本代表の”10番”に最高評価

U-20日本代表の齊藤未月 photo/Getty Images

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日本代表の中では最も高い評価

ポーランドで開催されているU-20ワールドカップで、日本代表は残念ながらベスト16敗退に終わった。しかし、こうした世代別の大会は結果を追いかけると同時に若手の成長を促す意味もある。今大会で何かを掴んだ選手もいるだろう。

数年後にはA代表にも絡んでほしい世代だが、今大会で輝きを放っていたのは誰なのか。ブラジル『Globo Esporte』が各選手を評価している。

Goodの評価を得たのは、初戦のエクアドル戦でPKをストップするなど安定したセービングを披露した若原智哉、イタリア戦にしか出場しなかったが、192cmのサイズを上手く活かしていたと評価されたDF三國ケネディエブス、左足から高精度のボールでチャンスメイクしたMF藤本寛也、エクアドル戦では同点ゴールも決め、攻守両面でチームのために走り続けたMF山田康太の4人。
特にGKの若原は自信を得たはずで、今後各国のA代表候補となるであろう選手たちのシュートを体感できたのは大きい。藤本もパスセンスと同様にポジショニングセンスに優れ、気の利いたところに顔を出せる。当初は大型MF伊藤洋輝がボランチに入っていたが、大会中に藤本がポジションを奪ってみせた。山田も派手な技術があるわけではないが、チームのために走ることができる選手だ。

そのGoodをも超えるVery Goodの最高評価を得たのはただ1人。10番を背負って相手選手を潰し続けたMF齊藤未月だ。湘南ベルマーレでプレイする齊藤は激しく相手を潰せるところに強みがあり、4試合を通して走り続けた。166cmと小柄ながら強さがあったと同メディアから評価されており、今後A代表に絡んでほしい逸材だ。

逆に悪い評価をつけられたのは、右サイドで違いを生み出せなかった郷家友太、高校生アタッカーとして注目を集めながら、可能性をほとんど見せられなかったと批判される西川潤、PKを失敗するなど精彩を欠いた伊藤洋輝、全体的に安定していたが、韓国戦で決勝点となるヘディングシュートを許してしまったDF小林友希だ。小林に関しては評価が厳しいようにも思えるが、彼らはここから奮起できるだろうか。

結果はベスト16止まりだったが、最高評価を得た齊藤を筆頭に大きな経験を積むことができた。東京五輪にも絡んでいきたいところで、今後の成長が楽しみだ。

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