ケイン以上の衝撃? 1試合12km走る天才司令塔失うとスパーズはどうなる

トッテナムのエリクセン photo/Getty Images

穴埋めは困難か

今夏の移籍市場で注目を集める選手の1人が、トッテナムのMFクリスティアン・エリクセンだ。レアル・マドリード移籍案が噂されるなど、トッテナムで絶対の地位を確立したチャンスメイカーは今夏の主役候補だ。

では、トッテナムはエリクセンを失った場合どう対応するのだろうか。英『sky SPORTS』はエリクセンの穴埋めはかなり難しい作業になるとの見方を示している。エリクセンは単なるチャンスメイカーではなく、指揮官マウリシオ・ポチェッティーノの要望に応えられる運動量を誇る特別なMFだからだ。

今季リーグ戦での1試合平均走行距離を見ると、エリクセンはチームトップとなる12.2kmの走行距離を記録している。同じく運動量豊富なMFとされるデル・アリ(12.1km)をも上回るのだ。この献身性はトッテナムに欠かせないものだ。

もちろんチャンスメイクの方でもエリクセンが残す数字は見事だ。2013-14シーズン開始から計算すると、エリクセンがリーグ戦で記録したアシスト数は60。チャンスメイクの数は547回、決定機演出回数は70回。これらは2013-14シーズン以降ではプレミアNo.1の数字となっている。

トッテナムではFWハリー・ケインの穴埋め問題が何度か起きてきたが、それはソン・フンミンを回すことで対応できることが分かってきた。しかし、エリクセンの穴埋め作業は未知の領域となる。それも同メディアがエリクセン離脱の影響が大きいと考える理由だ。エリクセンを失った場合、トッテナムはどう動くのか。その穴はケイン以上かもしれない。

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