[速報コパ・アメリカ01]ブラジル、ボリビアの堅守に手を焼くも…… 幸運なPK判定に救われる

50分にPKを沈め、ブラジルに貴重な先制点をもたらしたコウチーニョ(11番)。53分にもヘディングで追加点を挙げ、チームを勝利に導いた photo/Getty Images

後半の立ち上がりに試合が動く

日本時間15日にコパ・アメリカ2019のグループリーグ第1節が行われ、グループAのブラジル代表が同組のボリビア代表と対戦した。

モレーノとカストロを前線に残す[4-4-2]の布陣で守備ブロックを敷くボリビア代表に対し、ブラジル代表が圧倒的にボールを支配。ブラジル代表は4分にフィルミーノ、10分にT・シウバがコーナーキックから惜しいシュートを放ったものの、セットプレイ以外で決定機を作れず。自陣に引き籠るボリビア代表を相手に攻めあぐねた。

一方のボリビア代表も長身FWモレーノにボールを預けて何度かカウンターを仕掛けようとしたものの、こちらもブラジル代表の両センターバック(T・シウバ、マルキーニョス)の徹底マークに遭い、チャンスを演出できず。両チームとも決め手を欠いたまま前半が終了した。

前半終了直後にサポーターからブーイングを浴びせられたブラジル代表だが、後半開始早々に絶好のチャンスを得る。46分にリシャルリソンが放ったシュートがボリビア代表のDFフシーノの左腕に当たり、ビデオ判定(VAR制度)の末にブラジル代表にPKが与えられる。キッカーを務めたコウチーニョがゴール左隅にシュートを突き刺し、ブラジル代表が先制した。さらに53分にはリシャルリソンからのパスを受けたフィルミーノが敵陣ペナルティエリア右隅へ侵入し、中央へ浮き球のクロスを送る。このボールにコウチーニョがヘディングで合わせ、貴重な追加点を挙げた。

後半の立ち上がりに2点のリードを奪ったブラジル代表はボランチのカゼミロやフェルナンジーニョを中心にパスを散らし、ボリビア代表のプレスを回避。85分には途中出場のエベルトンが左サイドからカットインした後に豪快なミドルシュートを突き刺し、勝負あり。ブラジル代表は前半こそボリビア代表の堅守に手を焼いたものの、幸運なPK判定で流れを引き寄せ、自国開催のコパ・アメリカ2019で白星スタートを切った。

[メンバー]
ブラジル代表:アリソン、アウベス、マルキーニョス、T・シウバ、F・ルイス、フェルナンジーニョ、カゼミロ、コウチーニョ、リシャルリソン(→ウィリアン 83)、ネレス(→エべルトン 81)、フィルミーノ(→G・ジェズス 65)

ボリビア代表:ランペ、D・ベハラーノ、ハキム、フシーノ、M・ベハラーノ、フスティニアーノ、サウセド(→ワジャル 59)、サーベドラ(→L・ヴァカ 64)、チュマセロ、カストロ(→R・ヴァカ 75)、モレーノ

[スコア]
ブラジル代表 3-0 ボリビア代表

[得点者]
ブラジル代表:コウチーニョ(50、PK)、(53)、エベルトン(85)

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