クロップ、ペップと同レベル!? イタリアの名将がユーヴェ新指揮官を絶賛

来季からユヴェントスを率いることとなったサッリ photo/Getty Images

「彼らは似たようなビジョンを持っている」

2019-20シーズンからユヴェントスを率いることとなったマウリツィオ・サッリ。チェルシーにはわずか1年で別れを告げることとなったが、プレミアリーグを3位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグ優勝を成し遂げた彼は世界でも屈指の指揮官だ。理想のスタイルにこだわりすぎるあまり「頑固者」と評されることも多いサッリ。しかし、イタリアの名将は彼のことを高く評価しているようだ。

その人物とはかつてミランやイタリア代表を率いたアリゴ・サッキ氏。伊『calciomercato』によると、同氏はサッリのユヴェントス新指揮官就任について次のようにコメントしている。

「サッリはユヴェントスにとっては革新的な選択だね。もしユヴェントスがもう少しダイナミックなフットボールを展開するようになったら、イタリアサッカーの発展を大いに助けるかもしれない。それだけに重要だよ。サッリはクロップやグアルディオラ、ポチェッティーノと同じレベルにある。彼らは似たようなビジョンを持っているよ」

かねてより、サッキ氏はイタリアサッカーの衰退を嘆くコメントを数多く残してきた。それだけに、「サッリ・ボール」と呼ばれるイタリアらしからぬサッカーを展開するサッリの母国復帰を喜んでいるようだ。ゾーン・プレスの考案者として知られるサッキ氏は、同じ“革新派”としてサッリに期待を寄せているのかもしれない。

母国の名将に絶賛を受けたサッリだが、彼の率いる新生ユヴェントスは2019-20シーズンどのような結果を残すのか。リーグ8連覇中とあって大きなプレッシャーもあるだろうが、彼らしいチームを作り上げイタリアを席巻してほしいところだ。

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