コパ・アメリカも5日目となった19日、グループA第2節が行われボリビアとペルーが激突した。
試合は立ち上がりからペルーが主導権を握る展開。高いボールポゼッションを保ち、ボリビアに落ち着く暇を与えない。右サイドを中心に攻めるペルーは8分、果敢なオーバーラップを見せたアドビンクラが相手ペナルティエリア内で倒されるもこれはノーファウルの判定。PK獲得とはならなかった。
その後も攻撃の手を緩めないペルー。19分にはドリブル突破を図ったファルファンが倒され、ペナルティエリア手前正面からのFKを獲得。ファルファン自らキッカーを務めたが、これは惜しくもゴール右に外れた。
試合を優位に進めていたペルーだが、先制点を奪ったのはボリビア。23分、サウセドの左足から放たれたシュートは、ペナルティエリア内でブロックに入ったサンブラーノの手に当たる。これにハンドリングの判定が下され、ボリビアはPKを獲得。キッカーのモレーノが冷静にゴール左へ蹴りこみ、思わぬ形での先制点となった。
しかし、ペルーも黙ってはいない。45分、クエバのスルーパスに抜け出したのはゲレーロ。完全に裏を取ったエースはGKも冷静にかわし、シュートを無人のゴールへと流し込んだ。前半はこのまま終了。お互い譲らぬまま後半を迎えることとなった。
後半はお互いにロングボールを主体としたにらみ合いに。しかし勝ち越したのはペルー。55分、左サイドのゲレーロがふわりとした浮き球のクロスを供給すると、これにファルファンが反応。高い打点から放たれたヘディングシュートは、勢いよくゴールネットを突き刺した。
反撃に出たいボリビアは66分、ペナルティエリア左手前からカストロが強烈なミドルシュートを放つ。これは枠を捉えるもペルーのGKガジェセが好セーブ。チャンスこそ創出するものの、その前にはペルーの守護神が立ちはだかる。
その後は次々と波状攻撃を仕掛けるペルーにボリビアは防戦一方。終了間際にはフローレスがダメ押しとなる3点目を挙げ勝負あり。先制を許したペルーだったが、最終的に意地を見せる結果となった。
[メンバー]
ボリビア:ランぺ、ハキム、D・ベハラーノ、M・ベハラーノ、フシーノ、チュマセロ、サーベドラ(→ヴァカ 73)、フスティニアーノ、カストロ(→アルバレス 80)、サウセド(→フェルナンデス 71)、モレーノ
ペルー:ガジェセ、アブラム、トウラコ、サンブラーノ(→アラウホ 85)、アドビンンクラ、クエバ(→フローレス 79)、タピア、ジョトゥン、ゲレーロ(→ゴンサレス 90+3)、ファルファン、ポロ
[スコア]
ボリビア 1-3 ペルー
[得点者]
ボリビア:モレーノ(28、PK)
ペルー:ゲレーロ(45)、ファルファン(55)、フローレス(90+6)
●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)
最新号は、現在熱い戦いが繰り広げられているコパ・アメリカ完全ガイド!
以下のリンクから無料配信中です
http://www.magazinegate.com/maga_info.php?seq=356/