苦戦するEURO2016″最優秀若手選手” バイエルン退団も視野に

バイエルンのレナト・サンチェス photo/Getty Images

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出場機会は増えず

今から3年前、EURO2016の舞台で世界に自身の存在を強烈にアピールした選手がいた。優勝を果たしたポルトガル代表のMFレナト・サンチェスである。当時18歳だったサンチェスは、この大会で最優秀若手選手賞を獲得。その夏にはバイエルン移籍も決まり、トッププレイヤーの仲間入りを果たしたはずだった。

ところが、バイエルンでは出場機会の確保に苦戦。翌年にはイングランドのスウォンジーにレンタル移籍したが、これも大きな成果には繋がらなかった。バイエルンでは昨夏にニコ・コバチが指揮官に就任したことで出場機会が増えるかとも思われたが、さすがにバイエルンのポジション争いは激しい。レナト・サンチェスが割って入ることはできなかった。

独『Sport Bild』によると、サンチェスは移籍も考慮しているのだろう。今はとにかくプレイタイムが欲しいようで、バイエルンでのシーズンには満足していない。
「もっとプレイしたい。現段階では、どう続けるかは分からないよ。ミュンヘンでもう1度トライするかは分からない。僕は少ししかプレイしていないし、これには失望しているんだ」

EURO2016での輝きは幻ではなかった。サンチェスにはそれを証明する舞台が必要だ。スター揃いのバイエルンで定位置を確保するのは難しいが、今夏は新たな選択肢を考える時か。

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