ユヴェントスで5度のセリエA制覇を果たしたマッシミリアーノ・アッレグリ。今や世界的な名将となったアッレグリはユヴェントスで多くのトッププレイヤーと仕事をしてきたが、そんなアッレグリ政権の「ユヴェントス最強ベストイレブン」を選ぶとするならば、誰が選ばれるのか。
今回『90min』がピックアップしているが、まずGKはジャンルイジ・ブッフォンだ。今はヴォイチェフ・シュチェスニが守護神を務めているものの、ブッフォンはユヴェントスにとって絶対的な存在だ。ブッフォンだけは外せない。
最終ラインは右サイドバックにステファン・リヒトシュタイナー、左サイドバックがアレックス・サンドロ、センターバックはレオナルド・ボヌッチとジョルジョ・キエッリーニだ。リヒトシュタイナーは3バックにも4バックにも対応し、無尽蔵のスタミナを持つ選手としてアッレグリ政権を支え続けた。
ボヌッチとキエッリーニのコンビも鉄板で、堅い守備こそユヴェントスがイタリアを支配できた理由でもある。この2人は今でも特別な存在感を放っており、ユヴェントスに欠かせない柱だ。
中盤からは人選が少し面白くなる。中盤で選ばれたのはアンドレア・ピルロ、クラウディオ・マルキジオ、アルトゥーロ・ビダル、ポール・ポグバの4人。今ユヴェントスに所属している選手は誰1人選ばれていないのだ。中盤の底からゲームを作る天才司令塔ピルロ、その脇を支えるテクニシャンのマルキジオ、ハードに相手を潰せるファイタータイプのビダル、そして当時伸び盛りだったポグバと、この4人を抱えていたのは大きかった。2014-15シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝にも進出している。
最後にFWだ。同メディアが選んだ2トップは、カルロス・テベスとゴンサロ・イグアインだ。クリスティアーノ・ロナウドは入らなかったが、さすがに1シーズンだけで最強ベストイレブンに選ぶことはできなかったか。
テベスは2014-15シーズンのチャンピオンズリーグ決勝進出に大きく貢献した選手で、伝統の10番を背負って大活躍を見せた。守備にも走れるのが特長で、アッレグリお気に入りのストライカーの1人だ。
イグアインも今では構想に入っていないが、2016-17シーズンには今季のロナウドを超えるリーグ戦24得点を記録している。同メディアもレンタル移籍に出る前は欧州トップレベルのストライカーだったと伝えており、コッパ・イタリアを2度獲得している部分でもロナウドより評価が上なのだろう。
最終ラインの顔ぶれには大きな変化がないが、中盤から前線にかけてのチョイスはなかなか興味深い。2014-15、2016-17シーズンにユヴェントスはチャンピオンズリーグ決勝進出を果たしているが、当時の方が中盤は豪華だったか。
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