ラフプレイに試合放棄“未遂” W杯でお騒がせのカメルーン女子代表に制裁か

イングランド女子代表に0-3で敗れたカメルーン女子代表。相手のゴール判定に怒り、前代未聞の行為に及んだ photo/Getty Images

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「アフリカサッカー全体にとって不名誉」

現地時間23日にFIFA女子W杯の決勝トーナメント1回戦が行われ、イングランド女子代表がカメルーン女子代表に3-0で勝利した。

グループリーグ最終節(ニュージーランド代表戦)の後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを挙げ、奇跡的に決勝トーナメントへ駒を進めたカメルーン女子代表だが、イングランド戦では悪い意味で世界中の注目を集めてしまった。

英『BBC SPORT』は23日、カメルーン女子代表の選手がこの試合で著しく不正なプレイに及んだと報道。前半4分にDFイボンヌ・ロイコがイングランド女子代表FWニキタ・パリスに肘打ちを見舞った場面を問題視したほか、前半11分すぎにはカメルーン女子代表のDFアウグスティヌ・エジャングが相手のFWトニー・ダガンにむけて故意に唾を吐いたのではないかと指摘している。
さらに同メディアはカメルーン女子代表が前半アディショナルタイムの失点直後、センターサークル付近で円陣を組み試合放棄を試みたと報道。オフサイド判定により取り消されたはずのイングランド女子代表のゴールがビデオ判定(VAR制度)の末に認められたことに腹を立て、彼女たちがプレイ続行を拒んだうえに試合再開を著しく遅らせたと伝えている。

米『The Washington Post』によると、アフリカ女子サッカー連盟のイーシャ・ジョハンセン委員長が声明を発表。「(カメルーン女子代表選手が見せた数々の問題行為は)アフリカの女子サッカーのみならず、アフリカサッカー全体にとって不名誉なものだ。適切なカバナンスレベルで対処されるだろう」と、同代表に制裁を科す意向を表明している。この試合の後半21分すぎにはMFジャネット・ヤンゴがインプレイ中に主審を突き飛ばすなど、終始苛立ちを隠さなかったカメルーン女子代表だが、愚行の報いを受けることになりそうだ。


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