コパ・アメリカを振り返る森保監督 南米の強豪国相手に得た自信と課題

日本代表を率いる森保監督。コパ・アメリカでの経験を東京五輪へ繋げられるか photo/Getty Images

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最後のところで勝てるように

日本代表は現地時間24日、コパ・アメリカ2019のグループC最終節でエクアドル代表と対戦した。中島翔哉のゴールで先制に成功したが、同点に追いつかれ、1-1でフィニッシュ。得失点差により、グループリーグ敗退が決定した。

試合後、インタビューに応じた日本の森保一監督は「グループリーグを本当に突破しようと、今日の試合を勝利しようということで、チームでいい準備ができていたと思うし、選手もいい戦いをしてくれていたので、勝てなくて残念です」と悔しさを吐露している。

そして「しっかりできたことと足りなかったことを、またこの大会を振り返って成長の糧にするということを(選手たちに)伝えたい。チャンスは作れていたが、ただ試合を勝ち切るために『決め切る力』というところは足りなかった部分。しっかりファイトしたという部分、できたところを自信に持ちながら最後のところで勝てるように力をつけていきたい」と語った。
さらに「やはり世界で戦うための激しく厳しく球際のところで戦う部分、そこを外すための技術、素早い判断からの技術が必要だということ。そして日本人ができる世界で戦うためのひとりひとりの技術を、全員のハードワークでつなげていくということ。そうすれば必ず世界とも対等に戦っていけるということを選手たちには自信を持ってもらいたいと思う。やはり全員攻撃・全員守備、連携・連動して個の力を出すということ、日本人がやっていくことを、選手たちには今後に活かしてもらいたい」とも述べている。

残念ながら決勝トーナメントへ進出することはできなかったが、東京オリンピック世代が中心の編成の中でも、優勝候補とされるウルグアイ相手に奮闘するなど、今後への手応えも大きいだろう。是非とも今大会で得た自信や課題を1年後のオリンピックの飛躍へとつなげてもらいたいものだ。

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