大改革のドルトムント 今夏にクラブを去る可能性がある”9人”の実力者

ドルトムントのヴァイグル photo/Getty Images

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積極補強に合わせて余剰人員を放出へ

今夏のドルトムントは、来季の成功へ向けて野心全開だ。早い段階でDFニコ・シュルツ、MFユリアン・ブラント、MFトルガン・アザールの獲得をまとめ、さらにはバイエルンからDFマッツ・フンメルスの復帰まで実現した。まだ補強が続く可能性はあり、来季への期待は高まるばかりだ。

その一方で、新戦力加入の影響でドルトムントを離れる選手も出てくる。独『DERWESTEN』は、9人の実力者がチームを離れる可能性があると見ている。その中には、すでにレアル・ソシエダへと旅立ったFWアレクサンデル・イサク、出場機会を失ってトルコのベシクタシュにレンタル移籍していた日本代表MF香川真司も含まれる。

香川は今でも高い技術を誇るが、ドルトムントの2列目はブンデスリーガ屈指の競争力を誇る。トップ下で躍動する天才マルコ・ロイス、チャンスメイクを量産するジェイドン・サンチョ、さらに今夏やってきたブラント、アザールと、残念ながら指揮官ルシアン・ファブレの構想に香川は含まれていない。
アタッカーでは他にもマリウス・ヴォルフ、マクシミリアン・フィリップも来季はイスが用意されていないと同メディアは捉えている。香川と同じく今季フラムにレンタル移籍していたアンドレ・シュールレも構想外だ。

中盤ではMFユリアン・ヴァイグルの立場が怪しい。ボランチにはアクセル・ヴィツェルとトーマス・デラネイが構えており、ヴァイグルは今季もセンターバックの位置でプレイする機会が増えていた。しかし、フンメルスが復帰したことでセンターバックの争いも激しくなる。わざわざヴァイグルをセンターバックに回す必要はなく、同メディアはパリ・サンジェルマンなどビッグクラブ行きを予想している。

最終ラインでは左サイドバックにシュルツが加わるため、ラファエル・ゲレイロとマルセル・シュメルツァーのポジションが約束されていない。左サイドバックにはアブドゥ・ディアロを回すことも可能で、ポジション争いは激しい。同じくサイドバックではセルティックにレンタル移籍していたジェレミー・トルヤンも構想外だ。

センターバックはフンメルスに加えてディアロ、ダン・アクセル・ザガドゥ、マヌエル・アカンジと実力者が揃うため、エメル・トプラクの出場機会は無くなると同メディアは分析している。

ドルトムントは変革の時を迎えており、ブンデスリーガ制覇の目標へ向けてクラブは本気を出している。今夏は獲得と退団を合わせ忙しい夏だ。

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