今なら”4億ユーロ”超え!? 史上最高の移籍金になると絶賛されたレジェンドは

インテル時代のロナウド photo/Getty Images

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バルセロナで驚異の成績残してインテルへ

現代では1億ユーロを超える移籍金も珍しいものではなくなったが、現代の感覚ならば昔の名選手たちにはどれほどの移籍金がかけられたのだろうか。単純な比較は難しいが、英『Sportbible』が興味深い数字を紹介している。

同メディアが紹介した数字では、例えば1987年にアヤックスからミランへ移籍した元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステンには現代の感覚で3億2800万ユーロの価値があるという。ファン・バステンはアヤックスでリーグタイトルを3度獲得し、エールディヴィジ得点王にも4度輝いている。そんなストライカーを獲得しようと思えば、3億ユーロほどは必要となるのかもしれない。

他には1984年にバルセロナからナポリへと移籍したFWディエゴ・マラドーナだ。全盛期はナポリ時代と言っていいはずだが、マラドーナはアルゼンチン国内でプレイしていた頃より結果を残していた。当時も史上最高額の移籍金が動いたが、現代では3億4500万ユーロにはなると紹介している。
これだけでも凄いが、こうしたレジェンドたちを抑えて最も高額になると紹介されたのが元ブラジル代表の元祖怪物FWロナウドだ。注目されるのは1997年に実現したバルセロナからインテルへの移籍だ。

ロナウドはバルセロナで1シーズンしか過ごさなかったが、成績は49戦47ゴールと恐ろしいことになっている。リーガ・エスパニョーラでも得点王を獲得し、当時も史上最高額でインテルへの移籍を果たしている。となれば、現代なら恐ろしい移籍金がかかってくるのは間違いない。

その金額は何と、驚異の4億3300万ユーロだ。ネイマールがバルセロナからパリ・サンジェルマンへ移籍した際に発生した移籍金が2億2200万ユーロとされているため、倍近い金額だ。ロナウドの場合はリーガ・エスパニョーラで得点王まで獲得しているため、ネイマール以上の移籍金が発生するのは当然なのかもしれない。

とはいえロナウドはインテルでも十分な働きを見せた。怪我に苦しめられたものの、最終的な成績は99戦59ゴール。これも異常な数字であることは間違いない。当時インテルはロナウド獲得に史上最高額の移籍金を支払っているが、同メディアはこれも適切な金額だったのではないかと見ている。となれば現代でも史上最高額を更新することになるだろう。

目まいがするような金額だが、それほどロナウドやファン・バステンの残した数字は印象的だった。来夏にはパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペが動くのではとも言われているが、次に史上最高額を記録するのはどの選手となるのか。

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