“明るく”天野純が横浜FMと別れ 「それではベルギー行ってきます!」

ベルギーへ旅立つ天野 photo/Getty Images

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「自分が見たことのない新しい世界を見たい」

横浜F・マリノスは6日、今夏に同クラブからスポルティング・ロケレン(ベルギー)へと移籍するMF天野純の壮行セレモニーを開催した。

同クラブ下部組織出身の天野は2014年に順天堂大学を卒業すると、再び横浜FMに加入。精度の高い左足のキックを武器に今季から背番号「10」を背負い、チームの中心選手として活躍していた。セレモニーの中で設けられたスピーチの場で、天野は笑みを浮かべながら横浜FMサポーターへの感謝を述べた。

「マリノスに加入した6年前のことを思い返してみると、まさか自分がマリノスで100試合(出場)を達成して10番をつけさせてもらって、さらにキャプテンまでやらしてもらっていることを想像することはできませんでした。本当に最初の3年間は試合に出ることができず、さらに練習で行われる紅白戦でさえ入れてもらうことができず、ピッチの外で走っている日々が続きました。しかし、そんな時に支えてくれたのがこの三ツ沢に集まってくださっているファン、サポーターです。その時の温かいメッセージや厳しい言葉に僕は救われました。僕をここまで1人前のサッカー選手に育ててくれたのはファン、サポーターのおかげだと思っています」
「本当にこのマリノスに自分のすべてが詰まっていると思っています。皆さんと会えなくなるのは本当に寂しいし、この最高の仲間と別れるのは本当に辛いです。でもやっぱり僕も27歳になって、海外移籍というのはラストチャンスだと思っています。自分が見たことのない新しい世界を見たいというのもありますし、ここでチャレンジしなかったら一生後悔するという思いが強く、移籍を決断しました。ここで学んだすべてをベルギーでぶつけて、一旗揚げてきたいと思っています。そしてまたいつか、自分が海外の舞台で活躍し、一回りも二回りも成長してマリノスの10番にさらにふさわしい選手になって帰ってきたいと思っています。本当に、本当にありがとうございました。それではベルギー行ってきます!」

最後まで明るく振る舞った天野。はたして、彼は宣言通り異国の地で”一旗揚げる”ことができるのか。27歳の新たな挑戦が始まる。

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