ドルトムント主将が明かす6年前の恐怖体験 「アレは地獄だったよ」

2012-13シーズンのCL準々決勝は地獄だったと語ったロイス photo/Getty Images

「キャリアの中で最も長い10分だった」

ドルトムントのキャプテンを務めるドイツ代表MFマルコ・ロイス。2012年に愛するクラブへ帰還した男は今季、キャプテンとしてチームを牽引しすっかり“ドルトムントの顔”となった。そんなロイスがこれまでのキャリアで最も危機感を覚えた瞬間を語っている。どうやら、それはドルトムントに加入して間もなかった2012-13シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝レアル・マドリード戦のことのようだ。

ホームであるシグナル・イドゥナ・パルクにて行われた1stレグを4-1で快勝していたドルトムント。決勝進出は確実とみられていたが、敵地サンティアゴ・ベルナベウでレアルの逆襲に見舞われる。試合の大半はスコアレスだったものの、82分にカリム・ベンゼマに先制点を奪われると、88分にもセルヒオ・ラモスに追加点を献上。3点あったリードが最後の10分間で1点になったどころか、得点を決められるとアウェイゴール数で敗退が決まるほどに追い詰められた。最終的に無事ファイナル進出を決めたものの、ロイスはこれが鮮明に記憶に残っているという。『sporx』のインタビューで、30歳は当時のことを次のように語っている。

「アレは地獄だったよ。最後の10分間はこれまでのキャリアの中で最も長い10分だった。サンティアゴ・ベルナベウでの試合前は大差がついていたからね。僕らはその状況に慣れてしまっていたのかもしれない」

相手がレアルともなると、88分からでもさらに1点を奪われる可能性は十分にある。当時、ドルトムントの選手たちは相当な恐怖を抱えてプレイしていたことだろう。

過去の恐怖体験を明かしたロイス。幾度も修羅場をくぐりぬけてきたキャプテンは、これからもその経験を活かしてドルトムントを牽引する。

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