新生アトレティコはこうなる? スタメンの約半数が替わるフレッシュな顔ぶれ

生まれ変わるアトレティコ photo/Getty Images

放出も獲得も忙しい夏に

ディエゴ・ゴディン、アントワーヌ・グリーズマンといった主力の一部が去ったアトレティコ・マドリードは、穴を埋めるべく積極的な補強へ動いている。1番の目玉は1億2600万ユーロで獲得した19歳のポルトガル代表FWジョアン・フェリックスだが、今季のアトレティコはどのような布陣で戦うのだろうか。

英『Squawka』がいくつかアイディアを出しているが、選手層は想像以上に厚い。スタメンの顔ぶれが半分近く変わっており、まさに新生アトレティコとの表現がしっくりくる。

まずGKはヤン・オブラクで変わりない。同メディアは[4-4-2]のシステムに当てはめているが、面白いのは最終ラインからだ。

サイドバックは2人とも新顔だ。右にはトッテナムから獲得したキーラン・トリッピアー、左にはアトレティコ・パラナエンセから21歳のレナン・ロディを獲得。ファンフラン、フィリペ・ルイスに代わる新たな組み合わせだ。

センターバックはこれまでチームを引っ張ってきたホセ・マリア・ヒメネスが不動だが、相棒にはエスパニョールから獲得したマリオ・エルモソが予想されている。レアル・マドリードの下部組織出身のエルモソはエスパニョールで高い評価を受け、一時はレアルが買い戻しを検討していると言われたほどの実力者だ。またセンターバックにはステファン・サビッチ、FCポルトから獲得したフェリペ・アウグストも控えている。

中盤はレアル・マドリードから獲得したマルコス・ジョレンテ、FCポルトから獲得したメキシコ代表のエクトル・エレーラがボランチでコンビを組む。ここにはトーマス・パルティもおり、それなりに層は厚い。サイドにはコケ、サウール・ニゲスの2人が入っており、コケはますますリーダーらしい存在へとなっていくことだろう。アトレティコでの2年目を迎えるトマ・レマルも控えており、彼らを軸にチャンスを生み出したい。

前線にはアルバロ・モラタ、そして新戦力のフェリックスだ。フェリックスには攻撃面である程度の自由が与えられるはずで、グリーズマンのような決定力を発揮することが求められている。またフェリックスと同じベンフィカからは21歳のFWイヴァン・シャポニッチも獲得している。ベンフィカのBチームでプレイしていた選手だが、将来性を見込んでの補強だ。

新加入組が多いためチームがまとまるまで多少の時間を要するだろうが、実力者は揃っている。指揮官ディエゴ・シメオネがどう束ねてくるのか楽しみだ。

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