“天才レフティー”は久保だけじゃない! 忘れてはならないもう1人の神童

レアル・ソシエダに向かうウーデゴー photo/Getty Images

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レアルでのポジション確保を夢見て

現在レアル・マドリードでは和製メッシとも呼ばれる天才レフティー・久保建英が強烈なインパクトを放っているが、レアルで若き天才レフティーと言えばもう1人忘れてはならない存在がいる。ノルウェーの神童と呼ばれて2015年の冬にレアルへ加わったMFマルティン・ウーデゴーだ。

ウーデゴーは同年の5月に16歳と157日の若さでデビューを飾っており、サポーターからも大いに期待されていた逸材だった。とはいえ、10代の選手がレアルでスタメンを確保できるほど甘い世界ではない。ウーデゴーはオランダのヘーレンフェーン、フィテッセとレンタル移籍を重ねてきた。そして今季からはスペインのレアル・ソシエダにレンタル移籍することになっており、武者修行はまだ続く。

気付けばウーデゴーも20歳となり、そろそろレアルで居場所を見つけたいのが本音だろう。昨季フィテッセで見せたパフォーマンスは高く評価されており、ウーデゴーに興味を示したクラブは多かった。その中でウーデゴーはソシエダへのレンタルを決断したわけだが、その決め手をスペイン『MARCA』に対して明かしている。
「昨季が終わってから僕にはいくつかの選択肢があった。多くのチームが関心を示してくれたんだ。ソシエダを含めいくつかのクラブと話し合ったけど、最初のミーティングからソシエダが僕をどう活かそうとしているのか、そのアイディアやプロジェクトに良い感触を抱いた。マドリードはいくつか選択肢があると伝えてきたけど、ソシエダのプロジェクトを選んだ」

「僕はスペインのフットボールが好きだし、ソシエダのプレスとボールを保持する戦いも好きだ。監督やスタッフと話し、僕にとってベストな選択と思った。アシエル・イジャラメンディやディエゴ・ジョレンテのことは個人的に知っていたけど、もちろん他の選手もテレビで見ている。ここにはハイクオリティの選手がたくさんいるんだ」

「名前は明かさないけど、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグに出場するクラブからもいくつか話があった。だけど、1番重要なのは新しいチーム、監督、プロジェクトに満足感を感じることなんだ。それこそここを選んだ理由だよ」

ウーデゴーはいつの日かレアルでプレイしたいともコメントしている。今季はオランダで磨いてきた技術をリーガ・エスパニョーラの舞台で披露する時だ。当然オランダでプレイしていた時よりレアルサポーターの目に留まる機会は多くなるだろう。成長の証を見せられるのか、こちらの天才も忘れてはならない。

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