リヴァプールの”黄金コンビ”に水差した? OBが思う不要だった補強とは

リヴァプール時代のロビー・キーン photo/Getty Images

僅か半年ほどでチームを去ったFW

リヴァプールで長く活躍したDFのジェイミー・キャラガー氏には、どうしても理解できないクラブの補強が1つある。その補強とは、2008年にリヴァプールが獲得したFWロビー・キーンのことだ。

ロビー・キーンといえばアイルランドの英雄的存在であり、リヴァプールに移籍する前もトッテナムのエースとして活躍を続けていた。リヴァプールにとっては大きな補強かとも思えるが、キャラガー氏は不要な補強だったとバッサリ切り捨てている。なぜなら、当時のリヴァプールは前線でフェルナンド・トーレスとスティーブン・ジェラードが見事なコンビネーションを披露していたからだ。

ジェラードはより中盤の深い位置でもプレイできる選手だが、当時はトップ下の位置でゴールを量産していた。2008-09シーズンにはキャリアハイとなるリーグ戦16得点を記録しており、トーレスとジェラードのコンビはリヴァプールにとって大きな武器になっていたのだ。

英『Daily Mirror』によると、キャラガー氏はキーンを加えるスペースなどなかったと振り返っており、当初から疑問に思っていたようだ。

「正直、なぜキーンを獲得したのか分からなかった。キーンはトッテナムでトッププレイヤーだった。しかし、その前のシーズンに我々はジェラードがトーレスの相棒として10番の位置でプレイしていた。後半戦にそれをやって、スティービーは20の得点は演出したと思う。前線にはトーレスもいたんだ。キーンを獲得した時、なぜこのコンビを壊すのかと思ったよ。中にはスティービーを深い位置に戻せるとの意見もあったが、彼はあそこで上手くやっていたんだ」

結局ロビー・キーンは僅か半年でリヴァプールを去っている。今となってはロビー・キーンがリヴァプールでプレイしていたと記憶している人はあまり多くないかもしれない。

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