期待以上の久保に西メディアも首ったけ「プレシーズンで最も良いニュース」

フェネルバフチェ戦でも存在感を発揮した久保 photo/Getty Images

不調のレアルに一つの光明

日本代表MF久保建英が所属するレアル・マドリードは31日、アウディカップ2019の3位決定戦でフェネルバフチェと対戦。両チームで計8つのゴールが飛び出すオープンな展開となったが、5-3でフェネルバフチェを撃破。レアルはプレシーズンマッチ5試合目にしてようやく初白星を手にしている。

フェネルバフチェ戦で移籍後初スタメンが期待された久保だが、この日もベンチスタート。4-3で1点リードした73分から[4-4-1-1]のトップ下としてピッチに立った。すると、出場直後から積極的にボールへ絡んでいき、パスで試合のリズムを作る。85分には相手に囲まれた狭いエリアの中でも冷静さを保ち、ルカ・モドリッチとのパス交換からチャンスメイク。さらに88分には、惜しくもゴールとはならなかったが、ペナルティエリア手前から積極的にミドルシュートを放ってみせた。

フェネルバフチェ戦を報じたスペイン『MARCA』は、限られた時間の中でも存在感を発揮する久保について「パスを通すための鋭い目やいくつか賢いフットワークが見られた」と評価。そして「クボのパフォーマンスは、新たな契約に期待されたレベルをはるかに超えている。一つの光明だ」と綴っている。また、ここまでの久保の出来を高く評価してきたスペイン『okdiario』も「レアル・マドリードが彼とサインした理由はこれだ。フェネルバフチェ戦でもう一度リサイタル」との見出しで「(久保の加入は)ジダンにとって、プレシーズンで最も良いニュースの一つだ」と取り上げている。

ジダン監督はフェネルバフチェ戦後、久保をカスティージャ(レアルB)でプレイさせることを示唆すると同時に、今後もトップチームのトレーニングに参加させることも口にしていた。久保はこの調子で指揮官にアピールし、トップチームでの出場機会を得ることができるのか。

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