プレミア行きを決断したモイーズ・キーン 目指すはエヴァートンの英雄?

エヴァートンへの移籍を決断したキーン photo/Getty Images

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SNSで挙げた「ディキシー・ディーン」の名

エヴァートンは4日、ユヴェントスからイタリア代表FWモイーズ・キーンを獲得したと発表した。契約期間は、2024年6月末までの5年間となっている。

キーンは2000年2月28日生まれの19歳で、2011年にユヴェントスへ入団。下部組織時代からゴールを量産しており、2015-16シーズンにはU-17カテゴリーで21試合19ゴールを挙げる活躍を見せるなど、若き逸材として大きな注目を集めていた。すると、翌2016-17シーズンには16歳ながらトップチームデビューを飾り、2016年11月には2000年以降に生まれた選手としては初めてチャンピオンズリーグのピッチにも立った。

そして、2017-18シーズンはヴェローナへレンタル移籍し、武者修行を行ったキーン。昨夏の移籍市場でユヴェントスへ復帰すると、昨季序盤戦はなかなか出場機会を得ることができなかったが、終盤戦では幾度と勝利へ導く貴重なゴールを決める。最終的にリーグ戦13試合6ゴールを記録し、前人未到のセリエA8連覇に貢献していた。ブレイクを果たしたことで、今夏の移籍市場で多くのクラブが興味を示しており、キーンも主力としてプレイできるチームを探していたようだが、新天地は近年積極的に補強を行うエヴァートンに決まった。
同日に自身のInstagramを更新したキーンは「エヴァートンへ入団することを誇りに思う。素晴らしいクラブだし、大きな伝統もある」と述べた上で「ディキシー・ディーン(エヴァートンの英雄)のような偉大なストライカーの歴史と記憶を尊重するために、僕はベストを尽くすよ。ファンやチームメイト、新たなクラブを誇りに思い、彼らのためになるゴールで手助けしたい。勝利、勝利、勝利。彼らと一緒にプレミアリーグでプレイできるのを楽しみにしているよ」と語っている。

はたして、かつてゴールを量産してエヴァートンを数々の栄光へと導いた英雄ディキシー・ディーンのように、キーンは自らのゴールでチームにタイトルをもたらすことができるのか。“イタリアの神童”の新たな旅に注目だ。

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