ベルギー移籍の柏DFがファンへ送ったメッセージ 「人生を懸けて挑戦する」

ロケレンへの移籍が柏から発表された小池 photo/Getty Images

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新たな“柏から世界へ”の体現者

J2の柏レイソルは8日、DF小池龍太がベルギー2部のロケレンへ完全移籍することを発表した。

現在23歳の小池は2014年、当時JFLに所属していた山口にアマチュア契約で入団。同年チームのJ3参入に貢献し、2015年には同クラブをJ3優勝へと導いた。その後は2017年に当時J1の柏へ移籍。加入初年度から主力に定着し2017年には同クラブのJ1 4位フィニッシュに多大な貢献を果たした。今季も主力としてリーグ戦21試合に出場し、4バックのサイドバックや3バックのウイングバックとして柏の右サイドを支えていた。

すでに新天地であるロケレンから移籍の公式発表がなされていた小池だが、今回柏のクラブ公式サイトを通じてファンへのコメントを発表。23歳DFは次のようにファン・サポーターへの感謝を述べている。
「柏レイソルを愛するサポーターの皆様、そしていつも僕を応援して下さっている皆様。このたび、スポルティング・ロケレンに完全移籍することになりました。まずはじめに、皆様に直接ご挨拶ができなかったこと、僕からのメッセージが遅くなってしまったこと、そして、ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。現在チームは、ネルシーニョ監督のサッカーを選手たちが着実に理解し、表現できるようになってきた段階にあり、リーグ8連勝中、1位という、ここから昇格に向け加速していくタイミングです。このようなタイミングでチームを離れることに関して、柏レイソルを応援してくださる皆様・チーム関係者には申し訳なく思っています。しかしながら僕自身もこの移籍に関して相当の覚悟で自分の人生を懸けて挑戦する決心をさせていただきました。高校を卒業し、JFLの無名時代から海外移籍まで6年。日本のすべてのカテゴリーを経験し、その中でもここでは細かく語れませんが苦しい時期をたくさん経験しました。そんな6年間の小池龍太日本編を終えます」

「そしてここから世界編が始まります。世界で無名の僕はここから日本で成し遂げたことのように、のし上がっていける自信と覚悟を持っています。毎日、毎年、本当に数センチ・数ミリの段かもしれない成長という階段を一段ずつ飛ばすことなく、地に足をつけ登っていきます。そして僕の人生において忘れてはいけないこと。その階段を1人で登っているわけではないということ。これまで応援して下さっている皆様にこれからも小池龍太のことを支えていただき、その応援を力に前進して行きたいと思います。どうかこれからも応援よろしくお願いいたします。長くなってしまいましたが、最後に柏レイソルのJ2優勝・J1復帰を心から願っています。柏レイソルのサポーターの皆様、選手のことをこれからも熱く応援して下さい。よろしくお願いいたします。それでは行ってきます。柏レイソルサポーターの皆様、ネルシーニョ監督、強化部、チーム関係者、今まで応援して下さった皆様、そしてなにより選手のみんな。ありがとうございました」

今夏横浜F・マリノスから移籍した天野純に続き、ロケレンへ移籍することとなった小池。柏サポーターが大切にする言葉である“柏から世界へ”の体現者として、ベルギーでも右サイドを支配してほしいところだ。

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